いちにち ページ26
貴久side
朝のAの一言に
俺はまんまと引っかかってしまったらしく
1日中、ずっと顔が熱い
Aが俺のことを好きなのは、もともと知っていたし
聞き飽きるほど聞いた
でもやっぱり、自分の好きな人に"すき"と言われるのは やっぱり特別で
鼓動が早くなってしまうのは、本当のことだった
「ねぇ、貴久」
「んー?」
「指されてるよ、先生に」
「えっ、え、俺?」
慌てる俺を見て、先生は笑いながら首を縦に振った
「えっと〜、わかんない、です。」
「ったく、Aに聞け」
その先生の一言で、俺は右を向き、Aに答えを聞く
「多分3……だと思う私は」
「多分てなんだよ」
「だってぇ、私数学嫌い……」
「俺だって嫌いだわっ……ま、いーや、Aのせいにすれば」
「ちょ、っ…」
そんなAが可愛くて、俺はそのまま答えを言った
「3? 違うけど?」
「あ、すいません、Aの言うとおりに言ったんで」
俺が言うと、先生はAを見て笑った
恥ずかしそうに顔を隠すA
そんなAを見ている(人1)の苗字を、俺は見逃さなかった
40人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羽久(プロフ) - 加藤蘭々[カトララ]さん» 作品大好きと言っていただきとても嬉しいです!!お友達にも勧めていただいてありがとうございます!とても嬉しいです(泣) (2016年9月3日 18時) (レス) id: a725ed902d (このIDを非表示/違反報告)
加藤蘭々[カトララ] - 初コメ失礼します! こちらの作品大好きです!続編も今から見ます! ヒット数増えてきてすごく嬉しくなりました!友達にも勧めています・・・♪ (2016年9月3日 18時) (レス) id: 1e32f5bea6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:羽久 | 作成日時:2016年7月9日 18時