じかん ページ24
「あーっ、楽しかったっ」
「Aって意外と好きなんだな、水族館」
なんて言う貴久は、お腹がすいたらしくホットドックを食べている
「んー、どこに行くより誰と行くだからなぁ」
「お、珍しく素直じゃんA」
「だってー、楽しかったんだもんほんとに」
今の言葉が嬉しかったのか、貴久は笑いながら私を見下ろす
「よかった、元気でて」
「え?」
「A、元気なかったから。お前が元気ねぇと俺の調子も狂うわー」
私が素直になったからか
貴久もいつもよりも素直で
「私の事心配してくれてたんだねーっ」
そんなことを言うと
「当たり前だろそんなの」
なんて、照れているのか目を逸らしながら言った
「……もし、なんかあったらさ」
「なにが?」
「(人1)の苗字のこと。」
食べ終わった貴久ほ、手を拭きながら言った
「すぐ、俺に言えよ」
「……わかってるよ。」
私が返事をすると、貴久はちらっと私を見た
「A、すぐ溜め込むから」
「じゃあ、貴久も約束して?」
「なにをっ」
今から言うことに、本当はわかっているはずなのに
私のその言葉が聞きたくて、きっと貴久は聞き返した
「……祐也になんかされたら。」
ふっ、と少し笑うと
"わかってるよ"
と、私の頭をなでた
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羽久(プロフ) - 加藤蘭々[カトララ]さん» 作品大好きと言っていただきとても嬉しいです!!お友達にも勧めていただいてありがとうございます!とても嬉しいです(泣) (2016年9月3日 18時) (レス) id: a725ed902d (このIDを非表示/違反報告)
加藤蘭々[カトララ] - 初コメ失礼します! こちらの作品大好きです!続編も今から見ます! ヒット数増えてきてすごく嬉しくなりました!友達にも勧めています・・・♪ (2016年9月3日 18時) (レス) id: 1e32f5bea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽久 | 作成日時:2016年7月9日 18時