殺し屋彼女の見るものは4 【赤羽業】 (ページ35)

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視線165 ページ35

Aside

カルマになんだかとっても危ない権利を認めた夕食、その話は打切りにしてこの後の予定について話した。

『そういえば遊園地って何時まで居るのが普通なの？』

カルマ「大体は18時のパレードか21時の花火まで見て行くんじゃない？そういえばもうすぐパレードの時間だけど、どうする、見てく？」

パレードかぁ～、あのなんか妖精とかが歩いてる感じの？

『どんなものかよく分かんないし、純粋に見てみたい』

何事も経験って言うし！

カルマ「今から行っても後ろからしか見えないけどそれでもいいなら」 

『大丈夫！私目良いから！その後お化け屋敷行って花火も見たい！』

カルマ「お伴しますよ、お姫様」

『そ、そうゆうのいらないから、、、』

くっそ、ニヤニヤ笑って余裕そうにしちゃってさ。

あ、そういえばマフラーいつ渡そう。ずっとアトラクションに夢中ですっかり存在忘れてたけど。

それと、渚に言われたアレ、いつ試そう。

あぁ～！なんか今頃緊張して来た、いや、うん、今はパレードのこと考えよう、うん、そうしよう。

残り少しの食事を平らげて、パレードの道がかろうじて見えそうなところに移動した。

パレードはすでに始まっていて、私の目には見たこともないキャラクターの着ぐるみが踊ったり手を振ったりしていた。

『ねぇカルマ、なんでみんなこれ見てるの？』

カルマ「もしかして飽きた？」

『いや、飽きたっていうか、生産性を感じないなと思って』

カルマ「そんなことないんじゃない。このパレードに出てくるキャラクターを可愛いって思わせられたら、そこら辺の店でぬいぐるみとか買わせられるし、経済効果はバッチリでしょ」

なるほど、経済効果か。それは思い付かなかったな～、一理ある。

ん～でもこんな予算ぽっかぽっか掛かりそうなパレードで、果たしてそれを挽回する程の利益を生み出せるのかな。

んん～夢を提供する経営者ってのはよく分からない。

まぁ周囲を見渡す限り、家族層にはなかなかウケが良さそうだけど。

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彼女にお金を出させない彼氏ってかっこいいと思うけど、
対等になりたくて必死に奢ろうとしても結局、
彼氏に言いくるめられる彼女も可愛いなって思っただけの話です(笑)

それからパレードは純粋に作者が疑問に思ったことを
夢主とカルマの会話にねじ込みました
こうゆう理屈っぽい会話がすごいお似合いな感じがする