殺し屋彼女の見るものは4 【赤羽業】 (ページ25)

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番外編　ー彼女を嫉妬させ隊ー終ページ25

帰り道。

何だかいつもより並んで歩く時の距離が近いなって思って、声を掛けようとしたら先を越された。

『今日さ、』

カルマ「ん？」

『皆と接触したりしてさ、カルマは、何にも感じなかった訳？』

ん？どうゆうこと？

カルマ「別にAじゃないんだし、何とも思わなかったけど？」

たとえ全裸の女の人が居ても、A以外に何か思う訳ないし。まぁ居たら居たで先に通報するけど。

でも相手がAだったら平静は装えても内心は凄いうるさいだろうな。

『ふ～ん、だったら良いけど。それとさ、あの、告白してきた子はどうしたの？』

カルマ「当然断ったよ。てか聞く必要ある？それ」

『別に、気になっただけだから』

あれ？もしかして、

カルマ「A、実は結構妬いてた？」

『なっ⁉何言って！全然違うから！』

うわぁ～マジか、超ニヤけるんだけど。

ニヤけてる顔をごまかそうと思って、俺はわざとAに詰め寄った。

カルマ「あれ～？A顔赤いよ？」

『うっさい！こっち見んなバカ！』

そういってプイッとそっぽを向いた彼女を見つめて、こんなこと思ってるって知られたら絶対怒られるけど、俺はどうしようもなく嬉しくなった。

『何ずっとこっち見てんの？』

カルマ「別に～？」

無意識に彼女の方に視線を向けていたのを気付かれて。それでも嬉しくなる。

カルマ「そっかそっか～♪」

『だっから、いい加減ニヤけるのやめろ！』

戦闘好きで負けず嫌いで不器用で、意外と人並みにヤキモチを妬くそんな俺の彼女。

俺は多分この先も、Aのことを好きでいるのはやめられないと思う。

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いつものおふざけから改めて夢主が好きだと認識するカルマの話でした

嫉妬ものを書こうと思って、
カルマか夢主のどっちを嫉妬させるか悩んだんですけど、
本編でもうカルマが嫉妬してる描写いっぱい書いたから番外編は夢主にしました

いやぁ～こうゆうの書くの楽しい！
殺せんせーを中心とした超ゲスいE組のノリも楽しい！

次からは本編再開ですが、
カルマの誕生日デートに行く話なので内容自体は進まないです
(カルマと夢主のイチャのみな感じ)