殺し屋彼女の見るものは4 【赤羽業】 (ページ13)

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視線148 ページ13

『いきなりどうしたの？カルマ』

私を角に引っ張り込み今尚手を離さない張本人に声をかける。

カルマ「Aさ、今自分がどうゆう状態か分かってる？」

はて？どうゆう状態とは。

『カルマと壁の間でサンドイッチになってる』

カルマ「それもそうだけど、そこじゃない」

『じゃあ何の話？』

カルマ「自分の服装見て見なよ」

『風呂上がりの部屋着だけど？長湯したからちょっと暑いけど、それがどうかした？』

カルマ「その全部が問題だって言ってんの！」

『はい？』

カルマ「風呂上がりでちょっといい香りするし、短パンとか無防備な部屋着なんか着てるし、長湯のせいで顔が上気してるし、男が見たら普通に誘ってるようにしか見えないから！その格好のまま普通に浅野君が居る部屋に入ろうとするとかありえないから！」

一気にまくし立てるカルマの言葉を聞いて、私はより一層体が火照っていくのを感じた。

『校外実習だってのに、何考えてんのバカルマ！』

カルマ「少しは警戒しろって話」 

『じゃあ風呂に入るなってか？』

カルマ「そうじゃなくて、せめてもう少し時間が経ってから伝えに行くとか、そもそも何で俺じゃなくて浅野君に言いに行こうとしてる訳？」

『だってカルマ私の前に入ってるじゃん、風呂。てか何でそんなに苛立ってんの？』

カルマ「察しろよ、こっちは理性保つのに必死だし、嫉妬だってしてんの！本当、最初のデートの時と言い、Aは無防備すぎ、本当学習しない」

『へっ⁉いや、そんなのっ』

理「君たち」

話がヒートアップ気味になっていたところで、いきなり横から声を掛けられて若干驚く。

『あ、り、理事長？』

理「痴話喧嘩するのはいいけど、皆寝ているから静かにすることだ」

それだけ言って去って行った理事長は、風呂上がり特有の感じを出して居て、一体どこから聞いていたのか凄い不思議になった。

とゆうか理事長って多分タコ並みに色々と油断できない、、、。

結局その日、それ以上カルマと揉めることなく眠りについた。

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ただちょっと浅野に嫉妬するカルマと
それを茶化す理事長が書きたかったのに、

どうしてこうなった、、、