殺し屋彼女の見るものは4 【赤羽業】 (ページ2)

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視線141 ページ2

カルマ「んじゃ次こっちのプリントね」

ようやく前回の範囲をおさえ終わって、ひと息つく間もなく次の範囲に移る。

そして私は大変恐縮していた。

ろくな教え方しないとか言ってマジでごめんなさい。なんだかんだ言いつつこの2時間近く真面目に教えてくれている。

まぁちょこちょこ変な例を使ってくるけど。

それでも教え方が憎たらしいほどに分かりやすいから文句は言えない。

カルマ「そういえばちょっと気になってたんだけど、なんでAって社会だけ苦手なの？」

『ただ単に嫌いだっただけだよ。全体的に面倒臭いし。そもそも何で昔のことなんか知る必要あるのさ、、、』

カルマ「だからって都道府県も分からないとか終わってるでしょ」

『今はもう分かるから！』

これでもちゃんと勉強したんだよーだ。

とゆうか付き合い始めてからさりげなく呼び捨てが定着してる。

僅かにこそばゆいけど、そんなこと絶対言ってやんない。

『というかカルマこそ、私に掛かりっきりで良いの？私が言うのもなんだけどさ、』

カルマ「何で？」 

『ほら、浅野学秀に対して1位取る宣言してたし』

その時のカルマが少しだけカッコよく見えたとかも絶対言ってやんない。

とゆうかヤバイな、自分でも制御できない程カルマのこと好きになってる気がする。なんか良いことなのか悪いことなのか、見分けが付かない、、、。

カルマ「まぁねぇ、やれるとこまでやってみるけど。それにAだって、社会さえ何とかすれば上位に行けるんだし頑張んなよ」

『やれるとこまでやってみるよ』

お互いに少し笑って、また勉強に集中する。

こんな時間が続けば良いなって私は思った。