視線130 ページ36
カルマside
放課後
授業中に寝落ちしたら、いつの間にか学校が終わってた。
何故か隣の席でAちゃんも寝てて、生徒で残ってるのは多分二人だけだった。
貴重な寝顔を堪能すべく携帯片手に近寄って、俺は少し面食らった。
わずかに、顔に泣き跡があった。
そういえば俺、Aちゃんが泣いてるところ見たことない気がする。
なんとなく、俺はAちゃんの髪を撫でた。
サラッサラだなぁ。
しばらく撫でてると、Aちゃんが身じろぎして目を覚ました。
『あ、カルマ?あれ、もう皆居ない』
カルマ「もうとっくに放課後だよ」
なんで泣いてたのか聞きたい。でも、彼女はまだ感情を表に出すことを少し躊躇っている。無理に聞いた所ではぐらかされるだろうな。
カルマ「帰るか、もう遅いし」
大して何も入ってない鞄を持って席を立とうとして、動く気配のないAちゃんに気付いた。
カルマ「帰んないの?」
『あのさカルマ』
立って俺に向き直ったAちゃんの顔は、凄い複雑そうな顔をしていた。
『その、ずっとありがとう。守るって言ってくれた事も、支えるって言ってくれた事も、こ、告白してくれたことも、凄く嬉しかった!』
なるほど、複雑そうな顔してたのはただ単に恥ずかしがってたからか。
彼女の言葉に内心喜びつつ表情は努めて崩さなかった。
『あ、えっと、ごめん、それだけ。帰るか』
顔を俯かせたまま歩く彼女を、やっぱり支えなくちゃと俺は思った。
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秋田の肋骨 - これ読みながら「ヌルふふふふ」って声が漏れてて、「なにアンタ殺せんせーじゃあるまいし、、、」って親に呆れられました笑 そんぐらい面白いです!!! (8月12日 18時) (レス) @page46 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
Reload(プロフ) - コメントありがとうございます!その発想はありませんでした!夢主が事件を解決!?ってのも面白いかも(笑) (2021年3月9日 12時) (レス) id: 1005ca89d9 (このIDを非表示/違反報告)
もち - ほんとごめんなさい、カルマの女が科捜研の女と重なってずっと笑ってましたwww (2021年3月7日 15時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Reload | 作成日時:2020年4月29日 14時