殺し屋彼女の見るものは3 【赤羽業】

視線128 ページ34

カルマside

自分でもプロポーズまがいなこと言ってるなと思ってる。

でも今の言葉以外に、ちゃんと伝わるような言葉が見つからなくて、結局不恰好な感じになってしまった。

目の前のAちゃんはずっと目を見開いたまま、まるで時が止まったように動かない。

そろそろ、何か反応が欲しんだけど、、、。

『私、皆を助けることよりも死神から兄さんの情報聞き出すことを優先したのに？』

そんなこと気にしてたのか。

カルマ「どっちにしろ死神は倒さなきゃ解決しなかった。優先順位なんてどうでもいい」

『多分殺し屋として、凄く冷酷な一面を持ってる。それがカルマにも向くかもしれない』

カルマ「そんなの全然怖くないし」

むしろ可愛いって思いそう。

いや、それは流石にまずいか。

カルマ「ねぇAはさ俺と、皆と一緒に居たくないの？」

ちょっと意地悪い聞き方したかな。まぁいつものことだしいっか。

『一緒に居たいとは思う。だって、初めて私が本当の居場所だと思えた所だから』

カルマ「じゃあ居ればいいじゃん、ここに」

『え、そんな簡単に、、、』

カルマ「簡単でしょ。俺はAと居たい、Aもここに居たい。じゃあ居ればいいじゃん」

本当、いつも変な所でばかり気を遣うから説得するのが大変。

『、、、ちょっと、職員室行ってくる』

カルマ「え？」

何がどうなって、いきなり職員室？

とりあえず俺は屋根から飛び降りるAちゃんに続いた。

『あ、揃ってた、ナイスタイミング』

烏間「Aさんか、どうした？」

大丈夫かな？

やっぱり学校やめるとか言い出しそう、、、。

『すごい無責任なことだけど、私、E組に居たいです』

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