視線125 ページ31
カルマ「外からだと分かんなかったけど、意外と中は整備されてるんだね」
『まぁ廃ビルが倒れて研究所が潰れたら元も子もないしね』
奥へと進んでいく。
何やら操作室っぽいところに入り、機械の電源を入れた。
映ったモニターに監視カメラと思わしき映像が流れ、私はひたすら兄さんを探した。
居ない、居ない。
画面を切り替えまくって、ふと不自然なカプセルを見つけた。
そこに表示されていた名前は、
『水無月月稀！兄さん！』
カプセルが置いてある部屋へのルートを探し、走って向かった。
見つけた、見つけた！
やっと見つけた！
カードが必要になるドアを強行突破でぶち破ろうとしたら、ドアが勝手に開いた。
律「ここのシステムは全て掌握しました。以後私の命令のみで通行口を操作できます」
『助かるよ、律』
あまり広くない部屋の奥に置かれたカプセルに駆け寄って、律に助けてもらい、それを開いた。
E組の皆もカプセルの周りにやってきた。
開いた瞬間、私の手を引いて走ったあの時の兄さんが、生気を失った姿で横たわっているのが見えた。
『兄さん！兄さん！』
必死に呼び掛けて、体を揺する。
でも兄さんが目を覚ます気配はなかった。
なんで、死んでるわけでもないはずなのに。
？「月稀なら起きない」
！
『何しに来たの？拓兄』
てゆうか防衛省の方で捕捉したんじゃなかったの？
烏間「すまない。彼に全ての事情を聞いて黙って連れて来た。危害を加えるつもりであれば俺が止める」
拓「説明しに来たんだ。月稀のことを」
私が警戒を解かずに聞いていると、カルマが間を割るように入って来た。
カルマ「よくそんな何事もなかったように振る舞えるね。Aちゃんの肩を撃っておいて」
声だけでもすごい怒ってるのがわかる。
今にでも殴り倒しそうな勢いを心配して、私はカルマの手をつかんだ。
『カルマ、私は大丈夫。大丈夫だから気にしないで』
拓「君か、Aが言ってた子。こんなに心配してくれてる人が居て、良かったなA」
『、、、』
拓「ごめんごめん。そんな睨むな。分かったよ、ちゃんと話す」
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秋田の肋骨 - これ読みながら「ヌルふふふふ」って声が漏れてて、「なにアンタ殺せんせーじゃあるまいし、、、」って親に呆れられました笑 そんぐらい面白いです！！！ (8月12日 18時) (
レス) @page46 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
Reload(プロフ) - コメントありがとうございます！その発想はありませんでした！夢主が事件を解決！？ってのも面白いかも(笑) (2021年3月9日 12時) (レス) id: 1005ca89d9 (このIDを非表示/違反報告)
もち - ほんとごめんなさい、カルマの女が科捜研の女と重なってずっと笑ってましたwww (2021年3月7日 15時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Reload | 作成日時：2020年4月29日 14時
