視線120 ページ26
カルマside
傷もろくに処置せずに、Aちゃんはどこからに消えていった。
俺は何から考えればいいのか分からなくて、Aちゃんを止めることも出来なくて、その場に立ち尽くして居た。
殺「恐怖を抱きましたか？殺し屋としての彼女に対して」
いつの間にか隣に来てた殺せんせーは、俺の心でも覗いたかのように話題を振った。
カルマ「別に、恐怖は感じなかった。ただ多分、悔しいんだよね」
殺「悔しいですか」
カルマ「そ。俺、ずっとAちゃんのこと守るって言ってたのに、結局実行できてないし。それに、Aちゃんはそもそも俺を必要としてないと思う」
さっきの死神の戦いを見て分かった、自分がどれほど浅はかだったか。
守ると約束したはずの彼女の方が、俺よりずっと強いのに。
カルマ「でも守りたいと思うのもやめられない。ねぇ殺せんせー、俺、どうやったかAちゃんを守れるかな？」
こんなこと、タコに聞いてもネタにされるだけだって分かってる。
でも本当にわからなくなって来ちゃったしな。
殺「カルマ君。大切なのは君が彼女を守ろうとするその意志、そして方法です。あらゆる危険から遠ざけることだけが守ることじゃない。カルマ君自身が、彼女をどう守りたいかもう一度考えてみるといいでしょう」
カルマ「俺自身が、、、」
どうやらやっぱりこのタコには敵わないらしい。
少しスッキリした頭で、俺は未だ動揺が冷めない皆のもとに向かった。
俺なりの方法で、俺ができる方法で、彼女を守るために。
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秋田の肋骨 - これ読みながら「ヌルふふふふ」って声が漏れてて、「なにアンタ殺せんせーじゃあるまいし、、、」って親に呆れられました笑 そんぐらい面白いです！！！ (8月12日 18時) (
レス) @page46 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
Reload(プロフ) - コメントありがとうございます！その発想はありませんでした！夢主が事件を解決！？ってのも面白いかも(笑) (2021年3月9日 12時) (レス) id: 1005ca89d9 (このIDを非表示/違反報告)
もち - ほんとごめんなさい、カルマの女が科捜研の女と重なってずっと笑ってましたwww (2021年3月7日 15時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Reload | 作成日時：2020年4月29日 14時
