６３． ページ13
ー研磨sideー
・
正直、Aはよく分からない。
はじめて会った時は翔陽の背中に向かってボールを当てた時
あの時は流石にびっくりした…
しかも、千葉県で
ベストセッター賞を取ってた子だった。だから見覚えあったんだ…
『ほい、これドリンク』
福永「……ありがとう」
音駒の選手達にドリンクを配るA。
見るからに普通の女子に見える…でも研磨から見えるAは“普通”じゃない。
(なんか…なんか普通じゃない…悪口じゃないけど)
『お疲れ、ほい。ドリンク』
研磨「…ありがと」
黒尾「お、さんきゅ」
……やっぱり気になる。
なんで、Aのこと普通じゃないって思う理由が
何か、“何か”が違うんだ
黒尾「どう？Aちゃん。お宅のチビちゃん攻略されてる気分は？」
クロが突然、こんな事を言い出した。
(そりゃ良い気分なわけないでしょ…)
『正直、めっちゃイラつく』
黒尾「アンタ正直ね」
『でもその分＿＿＿＿＿＿＿楽しいっしょ♪』
研磨「……」 ＿ビクｯ
黒尾「！」
この瞬間。確信した
蜂楽A…コイツは只者ではないってことを
(何あの眼…はじめて見る)
普通とは違う。あの眼
ギラリと光って、心底楽しそうにしてる眼。
研磨「…れんれんはよく分からないね」
『？…なにが？』
研磨「…なんか、周りと違う“何か”を持ってそうで…よく分からない」
少し、Aの視線が逸れた。
これはもう確信していいっぽい…Aには周りとは違う”何か“を持ってる。
(……気になる)
ほんの少しの興味と探究心が芽生えた。
研磨「いつか絶対に“攻略”する」
『にゃはは♪楽しみにしてる、
(………新しいゲーム買った気分…)
夜久「け、研磨が女子と話してる…」
山本「しかも人見知りもせず…！！」
研磨「うるさいよ、虎」
そう言って俺は虎の方へ行った。
黒尾「研磨、Aちゃんのこと観察しすぎ」
研磨「？…そんなに分かりやすかった？」
黒尾「だってAちゃんのこと観察してる時、新しいゲーム買った時みたいにワクワクしてるよ？」
研磨「ワクワクとか…してないし」
黒尾「いーや、その顔はしてるね！」
研磨「してない」
黒尾「してる」
研磨「してない」
黒尾「してる」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 273人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
⚽️ - めちゃくちゃ面白いです。もし宜しければブルロのキャラとも絡んで欲しいです。 (4月25日 5時) (
レス) id: d10d627114 (このIDを非表示/違反報告)
うみぶどう - めっちゃドタイプの小説でした!!続編も全部読んじゃいました!更新頑張ってください！応援してます!! (3月30日 15時) (レス) @page25 id: 0dbca153c4 (このIDを非表示/違反報告)
Rannku - 琥珀糖さん» コメントありがとうございます！続編も一気見ですか！？更新頑張っちゃいます💪 (3月21日 0時) (レス) id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖 - 続編も全部一気見しちゃいました！！ほんと面白いです！！！更新待ってます！！！！ (3月10日 17時) (レス) id: 7f19936fb0 (このIDを非表示/違反報告)
Rannku - わさびさん» ありがとうございます😭更新頑張ります(*^ω^*) (2月23日 20時) (レス) id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rannku | 作成日時：2024年1月27日 0時
