え ご い す と 【ハイキュー】 ※修正中

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優「それは自分の心の中にいる“かいぶつ”の声だ。…ママもね、ずっとその声を信じてるの」



目の前には”かいぶつ“が居た。

闇の中でゆらぐ炎のような、立ち上る噴煙のような、青と黒の”かいぶつ“



”かいぶつ“は私と一緒にバレーをしてくれる。


私のイメージを分かってくれるのは目の前にいる“かいぶつ”だけだ



小さなAは、バレーをしている。

だけど、もう友達は居ない

ボールを触ると青黒い炎がゆらゆらと現れる



『ねぇ、一緒にバレーしよ…“かいぶつ”♪』



”かいぶつ“に向かってトスをあげた。



『ドンピシャ』



そして”かいぶつ“のスパイク。

もちろん当たっていないが、A視点からではしっかり手に当たっていた。



『いいね、いいね♪それじゃあもういっちょ！』



“かいぶつ”とのバレーはめっちゃ楽しい！


ママは、この“かいぶつ”をイマジナリーフレンドだと教えてくれた。

他の人には見えない、自分だけの友達。


変だと言われたって”かいぶつ“が私とバレーをしてくれる。

”かいぶつ“だけが私のイメージを分かってくれるから、すごく楽しい。






『にゃは♪ドンピシャ！』





『今のちょっと高かった！ごめん“かいぶつ”』




『これも打てるっしょ？』




ずっと“かいぶつ”とバレーをし続ける。






でも…






私欲しいんだ






楽しいバレーが一緒に出来る






ほんとうの友達が…







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『ふわぁ〜』




アラームの音で目が覚めた。



(何か夢を見た気がするけど…思い出せぬぬ…)



そして学校に行く支度をした。







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『いってきまっす』



右手にサッカーボールを持ち、誰もいない家に挨拶して家を出た。

そしてドリブルで登校、下校。


そうして同じ日々が何度も過ぎた。

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