非日常 ページ27
その頃。
別荘の玄関先にて。
「ねぇ、退いて頂戴よ。私は狂子ちゃんに会いに来ただけなのに」
神「残念ですが私が居る限り、此処から貴女を通す訳には行かないんです」
「私が退いてと言ってるの。どうして聞いてくれないの？」
神「[効く]訳が無いだろう、とっとと諦めて帰れ」
神城と狂子の母…荏時茄舞楽が対話していた。
狂子の母である舞楽の事を一言で現すならば、
[法を無効にする悪意の無い悪]である。
何故なら彼女は明らかに法律に反する事を平然と行っているのだ。
だが不思議と捕まりはしないし一部たりとも表沙汰にすらされない。
更に本人は悪事を働いている自覚は無く、罪悪感も欠片も感じない。
それは何故か。
「私はとっても[愛されてる]の。だから誰だって[言う事]を聞いてくれる。
ねぇ、お願いだから其処を退いて？」
神「断る。お前のお願いは、効かないからな」
舞楽は[愛されてる]から、
だが神城は平然と彼女の言葉を否定し続ける。
目の前の事を信じられないのか、段々とその事に苛立つ舞楽。
(どうしてこの子は聞かないのかしら…)
【神城視点】
はいここで私の話だが。
先ず今の状況について補足するのが先だろう。
内容が内容だけに信じ難いだろうし唐突にも程があるのだが一応聞いてくれ。
現在、魅姫と狂子は[怪物変化病]と言うウイルスに感染している。
この[怪物変化病]と言うウイルスに関しては簡潔に説明すると、
・男性は殆ど即死する
・また女性も即死するか適合し切れず化物と化す
・だが稀に極一部の女性だけが適合する
魅姫は超低濃度のウイルスが全身に浸透し掛けていたせいで筋力が低下し
極度の虚弱体質になった様だが…存命していただけ未だマシだろう。
一方で狂子は、唐突に覚醒した様だ。
濃度は…測れないな、いや抑々治るのかすら不明だ。
初対面時にワクチンは投与させたが効いていなかった様だし…。
ただそれでも、今は外部の人間を侵入させる訳にはいかない。
接触すれば暴走する危険もある、更に言えば下手すれば人類滅亡の可能性もあるんだ。
…だけどこの女にそんな説明したって聞きはしないだろう。
何故なら、此奴は[狂っている]から。
自分の意見しか押し通さない、周りを見ない、決して悪だと自覚しない。
妙な能力の代償かは知らないが知能を失っている、つまり。
神「今何をするかどうか分からないお前を通す訳には行かないんだよ」
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みりん(プロフ) - 新しいキャラですね！これは描かねば！ (2020年11月5日 19時) (
レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - わぁ！ありがとうございます！是非じゃんじゃん使ってください！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
徒花(腐女子)(プロフ) - みりんさん» 今まで何故か躊躇してたんですが、これからはちゃんと出させて頂きます！名前も一緒で！素晴らしいイラストを描いて下さり本当に有難う御座います！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 77f9702d89 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 私の絵を使ってくれたんですか！？嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
徒花(腐女子)(プロフ) - 嬉しいです！これからも励みになりますのでじゃんじゃん描いて下さい！ (2020年10月27日 18時) (レス) id: 77f9702d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：徒花(腐女子) | 作成日時：2020年10月5日 17時
