別荘にて �� ページ25
来「…狂子は今日から一ヶ月の間、学園には来ないわよ」
蛇「…理由は？」
来「義妹が危篤だからって…元々長くはなさそうだったし。
不謹慎だけど葬式の事も視野に入れてるんじゃないかしら」
蛇「成る程…ところで、それって本人から直接聞いたんすか？」
来「どう言う意味よ」
蛇「長くないとは言え、狂子がそんな簡単に諦めるとは思えないって言うか」
来「…変なとこで気になるのね…まぁ、いいわ。神城が電話で
連絡してきたのよ、後は掛けても着かないし」
蛇「神城さんが？」
来「そう。でも彼奴はあの子の義妹の専属医だから一緒なのは当然ちゃ当然ね」
蛇「…そうっすか」
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一方、その頃。
客室に携帯の着信音が鳴り響いた。
持ち主である神城は特に何の気無しに電話に出る。
神「…はい、もしもし？」
〈いやもしもし？じゃなくて…何かヤバイ気配が近付いて来てるんですが〉
神「うわっマジか。狂子ん所の母親が来てんのかな」
〈多分そうだとは思いますよ、データには無いので該当はしませんが。
どうします？オルガさんの[本体]呼びますか？〉
神「いやオルガさんに替わる訳には行かないだろ…死人が出るぞ」
〈えー？あー、そうですね、いやまぁ彼女には監視の方を頼みたかったんですけど。
そうなると神ｓ…間違えた、神城が対処しないと〉
神「そうだな、私が対処しねぇと…んじゃその間の狂子の監視はお前に任せるわ。
サポートと言うか助手は居るし」
〈了解でーす！あっ、魅姫様のご容態は如何ですか？〉
神「戻りつつはある、治療に関しても問題無い。狂子は心労からか気絶してっけど」
〈あらまぁ。ってか…前から疑問だったんですけど、何で義妹なのに其処まで
気負うんでしょうかね？〉
神「気負うと言うよりかは…罪悪感、だろうな」
〈と言うと、昔何かしたんですか〉
神「本人、と言うより本人の母親が主にやらかしたんだよ。詳しい話は
自分で調べろ、んじゃ」
そう強引に話と通話を切り、神城は部屋から出る。
ふと、その扉の近くで待機していた少年が無表情で声を掛けた。
「何か用か」
神「用ってか変更。[タンツ]、お前はお兄さんのサポート役だ」
「…バカ兄貴に任せる程の大事でも起きたのかよ」
神「対象の母親が無断で来てるんだ…まぁ大事ちゃあ大事だな」
「…了解。こっちは一応任せろ」
神「任せた」
それだけ会話し、二人は別々の方向へ歩いて行った。
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みりん(プロフ) - 新しいキャラですね！これは描かねば！ (2020年11月5日 19時) (
レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - わぁ！ありがとうございます！是非じゃんじゃん使ってください！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
徒花(腐女子)(プロフ) - みりんさん» 今まで何故か躊躇してたんですが、これからはちゃんと出させて頂きます！名前も一緒で！素晴らしいイラストを描いて下さり本当に有難う御座います！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 77f9702d89 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 私の絵を使ってくれたんですか！？嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
徒花(腐女子)(プロフ) - 嬉しいです！これからも励みになりますのでじゃんじゃん描いて下さい！ (2020年10月27日 18時) (レス) id: 77f9702d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：徒花(腐女子) | 作成日時：2020年10月5日 17時
