まさい×しるく ページ27
マサイside
三日ほど前、シルクが俺に告白してきた。
最初こそ驚いて返事を保留にしたものの、俺と関わるシルクを見ると、確かにかわいいな、とか思うところも増えてきた。
まだ返事はしていないけれど、俺もきっとシルクのことが好きなんだろうと思う。
今日は動画のネタを探しにシルクと出かける。
前はよく二人で行っていたけど、告白されてからは初めてだ。
行き先は5駅くらい離れたところなので、電車を使う。
少しわくわくしている様子のシルクを横目で見ながら、丁度来ていた各駅停車に乗る。
時刻は19時と、帰宅ラッシュの時間。
電車内で喋るのもどうかと思うから、とスマホをいじっていた俺の服の端を誰かがつかんだ。
手の主を見ると、そこにはシルク。
なんだか辛そうな顔をしていたので、体調が悪いのかと思ってこちらに寄せようとしても、動かない。
疑問に思い、シルクのことをもう一度見ると、シルクの腰には誰かの手が、あった。
けれど、シルクの手はここにある。
…ということは、残った可能性は一つだけ。
シルクは今、恐らく痴漢をされているのだろう。
こんな筋肉だらけの男を触って何が楽しいのか、と思う反面、シルクを涙目にさせた奴がいるという事実に、無性にイライラした。
目的地まではあと3駅。でもこの電車を降りると次は10分後。
今ここで犯人を黙らせるべきと判断した俺は、素早くシルクの腰を触る手を掴み、
「やめたほうがいいっすよ、痴漢さん」
とガンつけて放った。
すると、シルクを痴漢していた犯人は駅に着いたときに、何もなかったかのように降りていった。
シルクside
俺を痴漢してた奴が降りていった。
マサイが注意してくれたおかげ。
「…マサイ」
「ん？」
「あり、がとう」
お礼を言った瞬間、マサイが俺の耳元で放った言葉に、俺は顔を赤くせざるをえなかった。
『＿＿＿シルクは俺のなんだから、他の奴に触らせんな。』
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Rei(プロフ) - アミノ酸@ウオタミさん» コメントありがとうございます！彼らの恋模様の方は、話の数がいっぱいになってしまったので次の短編集を作りました！作者の作品のところにありますのでよければ読んでください！ (2017年3月1日 16時) (
レス) id: bfbf23fc78 (このIDを非表示/違反報告)
アミノ酸@ウオタミ - 志望校合格おめでとうございます！これからも更新頑張ってください(*^^*)萌える作品楽しみにしてまーす！ (2017年3月1日 11時) (レス) id: e0f2516aa7 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 喜羽さん» 了解致しました！次の短編集に持ち越しとなってしまうとは思いますが何卒御理解の程、よろしくお願い致します。 (2017年2月27日 22時) (レス) id: bfbf23fc78 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - アミノ酸@ウオタミさん» ありがとうございます！これからはもっともっと萌えるような作品を書いていければと思っておりますので、これからもよろしくお願いします！ (2017年2月27日 22時) (レス) id: bfbf23fc78 (このIDを非表示/違反報告)
喜羽 - 手術お疲れ様でした！体調に気をつけてこれからも頑張って下さい！リク良いですか？マサシルで甘かったら良いので内容はRei様に任せますので、宜しくお願いします。 (2017年2月27日 21時) (レス) id: c5f8136dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2017年1月15日 19時
