冷徹王子とその姉は……。【イナGO】 (ページ21)

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２１話ページ21

「他に…特技とか趣味とかはあるか？」

笑顔で言う綺麗な人…
うん。風丸さんだ…

…特技や趣味…か

「一応…」

私が言うと風丸さんは笑顔で「そっか」と返してくれた

次に葵妃の方を向いて先程と同じ笑顔で

「お前は…あるか？」

葵妃に聞いたら葵妃の肩が跳ねてヒロトさんの
後ろに隠れてしまった。ヒロトさんが大丈夫だよーってあやしても

葵妃はヒロトさんの後ろから風丸さんを睨んでいる

風丸「…嫌われたか？俺…」

「あ、えと、何時も初対面の人にはこうなんです！」

ごめんなさいと頭を下げると風丸さんは
大丈夫だ気にしてないと私の頭を撫でて言う

葵妃「っ…((睨」

「葵妃、もう止めなよ睨むの！」

葵妃「…Aだって知ってるでしょ…？」

葵妃がヒロトさんの後ろから私に言う

だが実際、何の事か分からない為葵妃に聞くと

葵妃「初対面の人間に…何をされたか覚えてないの？！」

「っ！？((ﾋﾞｸｯ」

葵妃は滅多に大声を出さないのに
今はここの雷雷軒に響き渡る大声を出した

ヒロト「…葵妃？」

「覚えてる…覚えてるよ…？わ、私…っ私…」

不意に涙が出てきた

「私…っ…ごめんなさい…っ！」

葵妃「あ…！う、ぼ…僕…邪魔者だったね…」

______ガラッ

「葵妃…何処行くの？」

葵妃「またね……A…姉さん((ﾆｺｯ」

______パタン

「…え」