御鬼輪 ページ10
鵺野「玉藻！今、何してたんだ！？」
玉藻「ゴホン！鬼の手はどうしたんです？」
玉藻はわざとらしく咳払いをし、鵺野先生に聞いたわ
鵺野先生は思い出したかのように、苦しみ始めたわ
玉藻「良いですか？奴の妖力で“鬼”を体内で押さえていた美奈子先生の力が弱まったんですか？」
玉藻「このままでは、鵺野先生はいずれ“鬼”と化してしまうのですよ？」
鵺野「ぐぁぁぁぁぁ！美奈子先生…俺は、いったいどうしたら良いんです…！？」
どうにかしたいところだけど“鬼”の封印は、鵺野先生と美奈子先生が外と内で押さえていた
悩んでいると、玉藻が手に持っていた物を私達に見せてきたわ
玉藻「しかし、1つだけ方法があります」
神音「玉藻、それは？」
玉藻「これは“御鬼輪”と言って“鬼”をセーブするアイテムです。彼女が、これを…」
全員「ん〜？彼女〜？」
皆の反応に、玉藻は固く目を閉じて呆れたわ
またなんか、モヤモヤというかイラっとする…
玉藻「一応 言いますが、私が興味あるのは神音さんだけです」
神音「なっ！？突然、何を言うんですか！？」
玉藻「本当のことです。神音さん、私はあなたを守ります」
神音「っ！？」
玉藻の言葉に、私は目を見開いて驚いたわ
わ、私を守るって…なんで急に……まぁ 玉藻はずっと私の封具のことを気にしてるし、そういうことよね？
そんなことを考えていると、突然 地震が起きたわ
それと同時に、急に床が斜めに傾きはじめたわ
玉藻「神音さんっ！」
神音「あ、玉藻っ！？」
急に足場が傾いたことで、私は滑って転びそうになったが、玉藻が私の腕を掴んで引き寄せてくれたおかげで転ばすに済んだわ
玉藻「大丈夫ですか、神音さん！？」
神音「え、えぇ…助かったわ…」
顔を上げると、思いの外 顔が近かったわ
私は慌てて離れて窓の外を見ると、いつの間にか学校の下には大きな穴が開いていたわ
神音「この穴は“鬼門”！？絶鬼は、私達全員を地獄に落とす気か！？」
玉藻「人間の嘆きや苦しみは、奴らの一番の喜び。絶鬼は仲間を誘っているんだ」
鵺野「まさか、この地上が鬼達の世界に…！？」
そんなことになってたまるかっ！
私にはまだ、やることがあるっていうのに！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» 春が近づいてきましたね！暖かくなってまいりました！その事件もありましたね！あれは泣けます (2023年3月28日 13時) (
レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» はい、クールヒロインさんの誕生日を知らない者などおりません、もうすぐ桜も満開の春でございます、春はやっぱり桜とだんごに抹茶ですね、心残りは少女の霊と図書室で生徒が失踪するという事件が覚えています。 (2023年3月20日 9時) (レス) id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» 誕生日まで、いろんなことがありましたね！ヒロインにとっても、忘れられないお誕生日になった日になりました(*^^*) (2023年3月1日 11時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» クールヒロインさんへの誕生日を覚えたのは、あれは中国の霊能力者の道士の御札事件で心配して、ぬ〜べ〜クラスと和解してすぐの様子の日にちを覚えました、でも、ぬ〜べ〜クラスの皆さんとも和解してバレンタインバースデーが出来て楽しいです。 (2023年2月15日 7時) (レス) id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» はい、ヒロインのお誕生日でした！おめでとうございます！覚えててくださり、ヒロインも喜んでおります！(*^^*) (2023年2月15日 2時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜萌 | 作成日時：2022年11月23日 13時
