【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師 番外編2

第4コースの幽霊 ページ41

童守小25mプール 第4コース





ここには昔から、水泳部員の霊が出るというわ



この霊は30年前、童守小が中学校と1つだった時、交通事故死した中学生の霊よ



かなり優秀な生徒で、全国大会にも名を残していたそうよ










私と鵺野先生は、この霊の除霊を試みる為に来たわ


神音「鵺野先生、この霊はこの世への執着が強いです」
鵺野「あぁ、何が未練で成仏できないんだ」


鵺野先生が鬼の手で霊と会話すると…





『もう1度、競争したい』

『大会記録を持つような、強い中学生と…』





神音「また難しい注文だわ。今ここは小学校で水泳部はない…」


だからって、中学生を連れて来るわけにもいかないし…


鵺野「いや、大丈夫だ」
神音「え…何か方法があるんですか？」
鵺野「あぁ、とっておきの方法がある。2、3日待ってくれ。競争相手を連れて来るよ」


鵺野先生からそのとっておきの方法を聞き、私も修行の一貫として付き合うことをお願いし、承諾してもらったわ










ー翌日ー



今日からプール開き
クラスの皆は、大はしゃぎしてるわ


美樹「………」
神音「細川さん、じっと見てるけど何か付いてる？」
美樹「神音さん、意外とあるのね？」
神音「え…？」


細川さんはそう呟きながら、じっと私の胸を凝視してるわ
なんで、ずっと胸を見てるのかわからないわ


鵺野「さーさーみんな！整列整列！授業、始めるぞ！」


私達は整列し、鵺野先生が今年の目標を発表したわ


鵺野「今年の目標は、全員25m泳げるようになること！」
広「えー、誰か泳げないのか？」
克也「どーせ、まことだろ」
まこと「違うのだ！」


へぇ…皆、運動神経良い方だから意外ね


広「聞いたかよ！5年にもなって、カナヅチがいるんだとよ！情けねーな！」
郷子「えー、そ、そ、そうね…」


ん…？
なんだか、稲葉さんの様子が変なような…まさか、ね…？


鵺野「よーし、準備体操 終わったら入ってよし！」





『ギャァァァ！』





準備体操をしていると、プールから悲鳴が聞こえてきたわ

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