【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師 番外編2

科学理論がまだ不完全でも… ページ38

怒りを通り越して呆れていると、大月先生は霊に近づいていたわ


大月「住宅街にこんな巨大なプラズマが発生していては危険です！すぐ除去しなければ！」


大月先生はプラズマ中和装置を手に挑むが、叶うわけない！


鵺野「どいて下さい！こいつは人間の力では倒せない！鬼の力を借りなければ…！」
神音「早く、さがって下さい！」


大月先生は声が聞こえてないのか、再び挑もうとしているわ





大月「むうう…まるで意志をもっているようだ」

大月「こんなプラズマははじめて見る…私のプラズマ理論を超える代物かもしれん…この装置の性能では除去は無理か…」



大月「しかし…生徒を見捨てるわけにはいかない」





大月「たとえ科学理論がまだ不完全でも、それだけは…それだけは教師理論としてまげてはならんのですっ！」





大月先生は無謀にも、霊に向かって襲いかかったわ


鵺野「大月先生！南無！！」


すかさず鵺野先生は鬼の手でフォローし、霊を倒したわ










大月先生は子供をおんぶして、幽霊屋敷を出たわ


大月「もう安心です！プラズマは除去しました！」


その後に、私と鵺野先生も出たわ


郷子「ぬ〜べ〜！神音さん！」
広「本当にプラズマだったのかよ？嘘くせーなー」





鵺野「いや、そうとも言えないな」



鵺野「俺もいつも一口に霊とか霊物質とか言ってるが、その成分を分析したわけではないからな…」

鵺野「もしかしたら霊物質というのは、科学的に分析すればプラズマの一種なのかもしれないよ」





鵺野「しかし…そんなことは、どうでもいいのさ」





鵺野「なにかともあれ、あの人は立派な先生だ」





えぇ…生徒を助けようとする姿は、鵺野先生と似た感じがしたわ
でも………


神音「私は歩み寄ろうとは思いません」
鵺野「お、おいおい…」

片翼の烏→←古い地縛霊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す