【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師 番外編2

『史上最大の激戦！絶鬼来襲！！』 ページ4

朝 雨が降る中…私は傘を差しながら走って童守小へ向かっている


神音「昨日の邪悪な妖気のこと、早く鵺野先生の所に行かないとっ！」


童守小の校門に着くと、それと同時に、見慣れた赤い車が目の前で止まったわ


玉藻「おはようございます、神音さん」
神音「おはようございます、玉藻。あなたが来たってことは、昨日のことですね？」
玉藻「えぇ、一緒に鵺野先生の元に行きましょう」


玉藻と一緒に校舎に入ろうと歩き出すと、目の前に意外な人物が居たわ


神音「葉月さん！？」
いずな「やい、妖怪！命はもらったよ！」
玉藻「神音さん、知り合いですか？」
神音「え、えぇ…まぁ……」
いずな「霊力・自然発火！」


葉月さんは自然発火を体にまとわせ、玉藻に攻撃したわ
だけど………


いずな「くらえっ！」



「ヒュゥッ！」



相手が悪いというか、力の差があり過ぎるというか…
葉月さんの自然発火を、玉藻はいとも簡単に跳ね返したわ


玉藻「風邪をひきますよ？神音さん、早く行きましょう」
神音「そ、そうね…？」


玉藻は私の手を掴み、歩き出したわ
まぁ、葉月さんが悪いから何も言わないけど……というか、葉月さんは何故ここに居たのかしら？










ー校舎内ー



神音「鵺野先生は昨日 宿直当番だったので、おそらく宿直室に居るはずです」
玉藻「では、そこに行きましょう」


宿直室に居なければ、後は職員室か教室くらいね
玉藻に手を引っ張られながら宿直室に向かうと、やはり鵺野先生が居たわ


だけど、まるで宿直室から追い出されたような格好で廊下に転がっているけれど…
玉藻は鵺野先生の姿を見ると、速歩きになったわ


玉藻「鵺野先生！」


玉藻が鵺野先生を呼ぶと、それと同時に近くにあった窓から、また見知った人物が飛んで入ってきたわ


ゆきめ「鵺野先生！」


それは、ゆきめさんだったわ
きっと、昨日のことで ゆきめさんも鵺野先生の所に来たのね


玉藻「(敵か！？)」
ゆきめ「(邪悪な気！)」


玉藻は私の手を離し、首さすまた を取り出したわ
私はそれを見て嫌な予感がし、慌てて玉藻に ゆきめさんのことを紹介しようとしたが…


玉藻「神音さん、私の後ろに居てください！」
ゆきめ「神音ちゃん、危ない！そこ子から離れて！」



「ゴオッ！」



「ビュウ！」



私の静止は間に合わず…玉藻からは強烈な炎が、ゆきめさんからは冷気がぶつかり合ったわ

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