【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師 番外編2

温かい命の温もり　※玉藻side ページ18

子供達は吹っ飛ばされた後、動かなくなった


玉藻「消えていく…温かい命の光が…虫けらのように捻り潰されて…」


その時、私の目の前に鵺野先生達が立っていた





鵺野『玉藻、お前も感じるか？この子達の温かい命の温もりを…』





玉藻「命の、温もり…」





鵺野『人間は繋がっているんだ…みんな、この温もりを通して…』





玉藻「温もりを、通して…」





鵺野『お前に、わかるか…？』





そして鵺野先生達は消えていった
それと同時に、ついに絶鬼が這い上がってきた


玉藻「なぜだ？私の心は何に惹かれるというのだ！？ぐぉぉぉぉぉおおおおおおおおっ！！」


私は人間から元の姿…妖狐の姿になった
絶鬼は私の姿を見て、笑った


絶鬼「ほぅ、キツネだね？キツネは賢いから僕に逆らわないと思ったけど」


私は首さすまた でロープを切った
絶鬼は突然ロープを切られたことで、バランスを崩した


そして私はは首さすまたを7つに分解し、絶鬼の周りに結界を張って動けなくした


絶鬼「人間に災いをもたらすはずのキツネが、なぜ！？」



「ピキィン！」



その時、絶鬼の体が氷漬けになった



「ギリィ…！」



さらにその上を、網状の呪力が絶鬼に巻き付いた


玉藻「これは…まさかっ！」


私は下を見ると、絶鬼の膝に“雪女”がしがみつていた
そして岩場の出っ張ってた部分に、神音が倒れながらも霊力を出していた


玉藻「神音…！」


神音がまだ生きていると知った時、私は嬉しく感じた





私は神音を守ると言いながら、守れなかった…



だけど、今度は守る…この命に変えてでも、守る！





2人も一緒に拘束してるチャンスを、無駄にするわけにはいかない！
私は自分の妖力を放出し始めた


玉藻「古来より“妖狐”が禁じ手として自らの命と引き換えに放つ大義…受けよ！！」


私は最大パワーで絶鬼に向かい、一緒に鬼門へ落ちていく


絶鬼「なぜ！？お前が人間の味方を！？」



玉藻「感じたのさ…人間の中にある温かかな命の温もりが終わる…私にも繋がっていることを…」

玉藻「そして愛しい人を…神音を命をかけて守りたいと思ったと…」



絶鬼「通りで君も…半分 人間の匂いがすると思ったよ…」


神音…あなたに私の気持ちを伝えたかったが…あなたが生きていてくれるなら……





玉藻「アディオス…神音…鵺野先生…！」










玉藻「滅・気・怒」










そして私の意識は、ここで途切れた…
神音…私の愛しい人……

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