【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師 番外編2

本当に勝った？ ページ14

絶鬼は屋上から落ちないように足で踏ん張り、御鬼輪を取ろうとするが取れないでいる
そして御鬼輪は、徐々に絶鬼の鬼の力を封印していくわ


玉藻「やはり、そうか！まだ半分の力も出していなかった絶鬼は、御鬼輪によって完全に力を封じられた！」


鵺野先生と ゆきめさんは、絶鬼の元へ向かい…


絶鬼「こんなことをして…ただで済むと思うなっ！」


絶鬼がゆっくりと、後ろを振り向いた瞬間…


鵺野「地獄先生スペシャル！サンダーパンチ！」
ゆきめ「ミラクルパンチ！」



「ガッ！ガッ！」



鵺野先生は拳で、ゆきめさんは手を氷漬けにして、2人は絶鬼の両頬をぶん殴ったわ
絶鬼はそのまま屋上から放り出され…


絶鬼「うわぁぁぁぁぁああああああああっ！」


貯水槽の重しによって、鬼門へ落ちて行ったわ



鵺野「宇宙天地 與我力量 降伏群魔 迎来曙光」

鵺野「鬼門よ！閉じよッ！！」



鵺野先生は念珠を鬼門に散りばめ、鬼門を閉じたわ
そして薄暗い雲から、眩い光りが私達を照らしたわ


ゆきめ「鵺野先生！私達、勝ったんですね！」
鵺野「あぁ、勝ったんだ！」


えぇ……勝った…のよ、ね…？


神音「………」
玉藻「神音さん、どうかしましたか？」
神音「わからない…だけど、まだ何か嫌な予感がする…」
玉藻「……まさか…！」


その時、鵺野先生の鬼化が急に進み始めた


鵺野「ぐぁぁぁ！バ、バカなっ！？」
ゆきめ「バ、バカ！？鵺野先生、しっかりしてください！鵺野先生はバカじゃありません！」
鵺野「違う、ゆきめくん！や、奴が…奴がっ！」
ゆきめ「奴がバカ？大バカなんですか！？」


私と玉藻の後ろにいた立野君達は、鵺野先生の元に行こうとしたが、私と玉藻はそれを止めた


玉藻「神音さん、まさか…」
神音「えぇ…絶鬼の力はまだ…それに、邪悪な気が膨らんでいる！」
玉藻「今までよりもっと強大な、大きな力だ…」


そして突然、地面から貯水槽が飛び上がり、屋上に落ちてきた


神音「くっ…再び鬼門が開いたか！」


それにロープも切れていない…まずい…絶鬼が、這い上がってくる！！

圧倒的な力の差→←作戦開始

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