何も知らない！ ページ28
広「あ、これは…俺が火傷した時、鏡の中に見えたピエロの服…」
まこと「僕も同じ服のピエロを見たのだ！」
郷子「確かにこれよ！」
美樹「私が見たのも、このピエロの服よ！」
皆の顔付きが、加々美君を責める表情に変わったわ
広「潤…どういうことか説明してみろよ、おい！？」
美樹「しらばっくれるのもいい加減にしなさいよ！」
潤「知らないよ！僕は知らない！何も…！」
加々美君は仮面を被り、後ずさったわ
潤「ぼ、僕は…」
加々美君は体を震わせ、怯えてしまっているわ
さすがにまずいと思った私は、加々美君を庇おうとした時…
潤「や…やめろぉぉぉぉぉおおおおおおおおっ！！」
「ピュォォォォォオオオオオオオオ！」
加々美君が叫んだ瞬間、大風が教室内に吹いたわ
なんとか踏ん張って飛ばされないようにしていると、大風は止んだわ
それと同時に、加々美君は教室を飛び出していたわ
鵺野「潤！」
神音「加々美君！」
私と鵺野先生も教室を飛び出し、加々美君の後を追ったわ
ー階段ー
逃げる加々美君の腕を、鵺野先生が掴んで捕まえたわ
潤「離して！離してぇ！僕は何も知らない！何もしてないよ、僕はぁっ！」
鵺野「…信じるさ」
潤「え…？」
鵺野先生が安心させるように、静かな声で加々美君に言ったわ
神音「アナタが知らないと言うなら、私も信じるわ」
潤「神音さん…」
私も怖がらせないように、落ち着いて加々美君に言ったわ
だけど、確認しなければならない事はあり
神音「だけど、気になることがあるわ」
鵺野「お前の不思議な力と、その仮面の事だ」
潤「…仮面？」
加々美君が振り向いて、鵺野先生を見た時…
潤「っ………“鬼”…！？」
鵺野「何…？」
鵺野先生は困惑し、加々美君を掴んでた腕を離してしまったわ
加々美君はそのまま、階段を駆け下りてしまったわ
神音「鵺野先生、何をしているんですか！？」
鵺野「っ…潤！？」
私は慌てて追いかけたけど、見失ってしまったわ
鵺野「…すまない、神音」
神音「…やっぱり あの仮面、普通の仮面ではないですね」
鵺野「あぁ…潤は、俺を“鬼”だと言った…」
えぇ…それは、私も聞こえていたわ
まさか、鵺野先生の中に“鬼”がいることを見破ってしまうなんて…
とにかく、早く加々美君を見つけ出さないといけないっ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» ご心配おかけいたしました！なんとか復活いたしました！夏休み終盤にかかってきました！(⌒▽⌒) (2022年10月26日 14時) (
レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - ダークプリズさん» お待たせいたしました！無事に復活いたしました！ご心配おかけいたしました！(⌒▽⌒) (2022年10月26日 14時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» 体調管理が心配ですが、蜂蜜レモネードやうどんを食べたら落ち着きます、栄養摂ってお大事にです。 (2022年10月14日 8時) (レス) id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
ダークプリズ(プロフ) - 体調は大丈夫ですか！？無理せずゆっくり休んでください！いつでも待ってます！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page43 id: 529421c69d (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» ある女の子が登場し、話が中盤に差し掛かりました！この後の展開をどう乗り切るのか、お楽しみにです！食欲の秋なので、美味しい物をたくさん食べたいですね(*^^*) (2022年10月3日 10時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜萌 | 作成日時：2022年8月21日 15時
