【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師 番外編

なんだって出来る ページ27

昼休みになり、雨も止んだわ
加々美君は仮面を被って、力を披露しているわ


潤「なんだって出来るよ？もし必要なら、この力でどんな暴君もぶちのめしてやるよ」


…加々美君、あの仮面を持ってから性格が変わったわね



「ガラッ！」





『なんだって出来るって言ったわよね？』





潤「え？あぁ…」
美樹「鏡の中に入ったりすることも？」
潤「えっ！？どういうこと？」


体操着を来てる細川さんが持っているのは、朝 着ていた服
その服は、何かで切られたかのように裂かれていたわ


美樹「見てよ、これ！予言通り大切な服が台無しになっちゃったわよ！」
まこと「僕もお気に入りの顔を鳥さんにつつかれたのだ！」
郷子「私なんか、髪の毛が本当に千切れるところだったんだから！」


3人に問い詰められ、加々美君は困惑しているわ


潤「予言が当たっただけだろ？」
広「見ろよ！俺の黄金の右足、お前の予言通りもうちょいで大火傷だったぜ！」
潤「予言があったから、軽く済んだんじゃないか？」


加々美君の言葉に、事故にあったメンバーは怒り出したわ


美樹「冗談じゃないわよ！良い？みんな事故にあった時、鏡の中にピエロの姿を見てるのよ？」
郷子「学校中でピエロなんか好きなの、あなたしか居ないんだから！」
まこと「きっと、その変な力で使って悪戯したのだ！」


………まずい状況ね…？
加々美君には、鏡に向かって何かと話してたことがあるから…おそらく、その事故を起こしたのは………





『こら！何 揉めてんだ！？』





揉めていると、鵺野先生の静止する声が響いたわ


鵺野「どうした？今日はみんな怪我が多いようだが、その事と何か関係があるのか？」
潤「っ…ぼ、僕は知らない！何も知らない！ぼ、僕のせいじゃ…僕のせいじゃないっ！」


加々美君が勢いよく立ち上がった時、机が倒れてしまったわ
その反動で、机の中身が床に散らばってしまったわ


神音「え…？」


その散らばった物の中に、ピエロの衣装が混ざっていたわ

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