【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師12

私は…　※玉藻side ページ8

玉藻「九尾様、いったいどうしてっ！？」
九尾「お前は人間をも超えた力を手に入れられる…そんなお前が、その人間とは釣り合わんからだ」


そんな…！？


玉藻「待ってください！私は本気で、神音を…」
九尾「黙れ！」


このままでは、神音が焼かれてしまう！
なんとかしなくては！？


九尾「玉藻…そんなにその人間を救いたいのなら、条件がある」
玉藻「条件…」
九尾「その人間と一生 会わぬと、一緒にならぬと誓うのだ」
玉藻「っ！？」


それじゃあ…神音を救えても、神音とはもう会えないということか…！？
神音に、もう二度と触れることも…


九尾「伴侶がほしいのなら、同じ狐のメスの中から選ぶと良い。お前の伴侶になりたいメスはたくさんおる」


それじゃあ、意味がない！神音じゃなきゃ、私は……


玉藻「神音…」


神音の方を見ると、炎は徐々に神音を覆い尽くそうとしていた
このままでは、神音は死んでしまう


神音が死ぬくらいなら、私は…！


玉藻「私は……」


九尾様を条件を呑もう口を開いた時………





『断る！！』





神音の声が、響き渡った
神音を見ると、神音は真っ直ぐと九尾様を見つめていた


その凛々しい姿は、とても美しかった


九尾「なんだと、人間？」
神音「断ると言ったんだ、この腐れ狐！」
玉藻「なっ！？」


九尾様に向かって、それはっ！？
だけど神音は、臆することなく九尾様に言い放った



神音「玉藻が誰と添い遂げるかは、お前が決めることじゃない！玉藻が決めることだ！」

神音「玉藻は私を好きだと、愛してると言った！私も玉藻が好きだし、愛している！」



九尾「黙れ、人間！人間は嘘をつく、お前もいずれ…」
神音「黙るのはお前の方だ、腐れ狐！」


その時、神音の体から霊力が放出された
炎が少し散ったが、消えるまでには至らなかった



神音「私は、玉藻を永遠に愛すると誓った！」

神音「隣に玉藻がいないなら、この炎に身を焼かれて死んだ方がマシだ！」










神音「私は死ぬまで、玉藻の伴侶だぁっ！！」










玉藻「っ！？」


私は妖狐の姿になり…


九尾「っ、玉藻！？」
石蕗丸「玉藻様！？」
玉藻「神音〜〜〜〜〜っ！！」


神音に向かって、炎の中にこの身を突っ込んだ

思い出　※玉藻side→←試したかったもの、それは…

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