【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師12

お前は…最高のくだ狐使いだ ページ47

いずな「ゲド！しっかりしろ！死ぬんじゃないよ！」


ゲドは弱りきり、その場に倒れてしまった


郷子「ぬ〜べ〜！神音さん！なんとかならないの！？」
鵺野「だめだ、傷が深すぎる…」
神音「えぇ…残念だけど、無理だわ…」


葉月さんはゲドを抱きしめ、大泣きしたわ


いずな「ゲド…ごめんよ…私が未熟なばっかりに…」


ゲドは葉月さんの頭を抱き寄せ…


いずな「『お前は…最高のくだ狐使いだ』……バカ…」


ゲドの体は薄れていくと…


郷子「…金だわ」
美樹「大金持ち！大金持ち！」
鵺野「ゲドの妖力の欠片だ。すぐに消えてしまうよ」










ゲドは体を砂金に変えながら、散っていった……










いずな「ゲドは…決して私のコントロールで戦っていたわけじゃない」

いずな「私のコントロールが未熟な分、自分の力を出して無理していたんだ」

いずな「操るのが私でなかったら、死なずに済んだかもしれない」



鵺野「つまり それだけの力を無理矢理にではなく、ゲド自身の意思で出させたわけだ」
神音「えぇ…ゲドに好かれてなければ出来なかったことです」
鵺野「“くだ狐”に好かれる…それも良いくだ狐使いの素質かもな」





いずな「(私…絶対一流のくだ狐使いになるよ)」

いずな「(だから…静かにおやすみ、ゲド…)」





ゲドを救えなかったのは残念だけど、葉月さんの中で何かが変わったようね
葉月さんはきっと良いくだ狐使いになる…頑張ってほしいわ

弁償？→←2つの命令

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す