【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師12

伝説のくだ狐とは？ ページ42

管乱坊が慌ててゲドと葉月さんを追うように部下達に命じたが、部下の男は葉月さんの“くだ狐”が邪魔してるわ


管乱坊「ゆけっ！下で足止めするのだ！」


管乱坊が自分の“くだ狐”を放ったが…



「バクッ」



鵺野先生の“くだ狐”が全て食べてしまったわ


鵺野「行かせはせん。行くなら俺の“くだ狐”を倒してからだ」
神音「“くだ狐”は持ってませんが、相手になります」


絶対に、ゲドと葉月さんの元には行かせない！


管乱坊「こしゃくな…貴様も…くだ狐使いか？」
鵺野「これは覇狐(バコ) 鬼のパワーを持った“くだ狐”だ。噛み砕かれたくなかったら答えろ…“伝説のくだ狐”とはなんだ！？」


管乱坊は笑いながら“伝説のくだ狐”のことを教えてくれたわ










東北のとある山奥に“くだ狐の里”がある



そこは“くだ狐発祥の地”があり、どの家も“くだ狐”を飼っている





その里では300年に1度、“伝説のくだ狐”が誕生するそうよ





管乱坊一味は、古文書の予言通りの日にその里を襲い“伝説のくだ狐”を奪い取ろうとした



だけど、危険を察した里の長老の娘さんによって持ち去られた後…そして娘さんは、この童守町に辿り着いたそうよ










鵺野「なるほど…そして、その娘を殺し…“くだ狐”を渡された いずな をも狙って……」
神音「非道ね…そうまでして求めるあの“くだ狐”の力はなんだ？」
管乱坊「フフフ 聞いてもわかるまいが…真の富だ」


真の富…？
管乱坊は左目に埋め込まれている筒の蓋を開けた瞬間…


管乱坊「うおおおお…！」


強力な“くだ狐”が飛び出してきたわ
管乱坊の“くだ狐”が覇狐に噛み付き、私達に襲い掛かってきたわ



神音「バン・ウン・タラク・キリク・アク！」

神音「五行連環、急急如律令！」



“五芒星”の“セーマン”をきり、真言を唱え…“くだ狐”の攻撃を防御しようとしたが……



「パリーン！」



神音「なっ！結界がっ！？」
鵺野「神音っ！」


簡単に結界を破壊され、私に攻撃が当たりそうになった時、鵺野先生が咄嗟に庇ってくれたわ


管乱坊「ふははは！貴様は霊能力は強そうだが“くだ狐使い”としては未熟だ！わしの敵ではない！」


管乱坊は高笑いしながら、部屋を出て行ったわ


鵺野「なんてパワーだ…まるで鬼の手並の力だ！」
神音「本物の“くだ狐使い”が育てると、あんな化け物が作れるのね…」


とにかく、私達もゲドと葉月さんを探さないとっ！

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