殺生石 ページ3
ー栃木県・那須野ー
私達は石蕗丸の案内で、栃木県 那須野にある“殺生石”の前に来たわ
ちなみに、鵺野先生と蓮月、ゆきめさんや立野君達も付いて来たわ
だけど“九尾の狐”に会うのは私1人だけ、皆は見送りに来たわ
九尾の狐は800年前に玉藻前という美女に化けて宮廷に上がったが正体がばれた
この那須野に逃れ、追討軍一万五千人と戦い…ついに退治された
そして“九尾の狐”は石になったわ
それが、この殺生石よ
石蕗丸「九尾様は退治などされていない、一時的に身をお隠しになっただけだ」
石蕗丸によって、殺生石に入り口が現れたわ
石蕗丸「さあ、もう何があっても後には戻れないぞ」
神音「えぇ…皆は、待っていてください」
鵺野「神音、やっぱり俺も一緒に！」
神音「鵺野先生！」
私は怒鳴るように制止の声を上げたわ
神音「どうか、私を信じてください」
石蕗丸と2人で玉藻を支えながら奥へ進んで行くと…
威圧感のある九尾の屋敷が現れたわ
館の門前に立つと、玉藻が怯えたような表情を浮かべたわ
玉藻「あ、あ…あ…」
神音「必ず助けるわ、玉藻！」
「キィィィ…」
すると、門がひとりでに開いたわ
神音「なかなか会ってくれないと思っていたけど、会ってくれるようね」
石蕗丸「あ、あなたはわかってない…九尾様の恐ろしさを…」
神音「“九尾の狐”は頭がよく力のある妖狐と聞いてるわ、話せばわかってくれるわ」
もしわかってもらえなければ…戦う覚悟はしていた方が良い…
玉藻を救う為なら、私はなんだってやるっ！
数匹の狐に館内を案内され、ついに“九尾の狐”の前に通されたわ
神音「っ！？」
そこには、巨大だけど…みすぼらしく痩せこけた狐がいたわ
だけど、無理もないわ…何しろ3千年以上 生きている狐…
妖気もほとんどなくなっている…玉藻を助ける力があるだろうか…
九尾「…人間よ…」
神音「は、はいっ…！」
私は慌てて跪き、頭を下げた
九尾「お前がここに来たわけは…ケホケホ…わかっておる…その廃妖怪となった妖狐を助けたいのであろう…」
ここに来た理由は既にわかっていたのね
なら、話が早そうね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» 無事に和解することができるのか、自分も心配です…でも、ヒロインなら大丈夫です！どう和解し、仲直りするのかお楽しみにです！(⌒▽⌒) (2022年2月13日 1時) (
レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» なるほどね、出来る事なら、ぬ〜べ〜クラスの和解と友達想いが安泰するように考えるべきですね……ファイトです! (2022年2月11日 10時) (レス) id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» なんとか霊符師事件は終わりました！ヒロインとぬ〜べ〜クラスとの間に壁がっ！？次回はついに、ヒロインの………です！(⌒▽⌒) (2022年2月8日 2時) (レス) @page29 id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» 事件が終わったらヒロインさんがぬ〜べ〜クラスに説教一発かませばいつでもよろしいでございます、ヒロインさんにも寝た子を起こすにも程があります、気休めを入れないと、ロクでもない生徒に成り下がる事になりますからね? (2022年1月31日 7時) (レス) id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» 決着が解決したと思ったら、新たな問題がっ！？この先の展開と、ヒロインとぬ〜べ〜クラスの問題はどうなるのかお楽しみです！(>ω<) (2022年1月29日 16時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜萌 | 作成日時：2022年1月8日 0時
