【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師12

居残り ページ17

「キーン、コーン…カーン、コーン」



鵺野「これにて今日の授業は終わり…」
美樹「終わった終わった」
広「さー、帰ろーぜ！」
鵺野「あーこら待て、まだ連絡事項が…」



「コツン…」



窓の外から音がし、何かと見ると…ゆきめさんが小さい氷で窓を叩いてる音だったわ


ゆきめ「今日は土曜でデートする約束だったでしょ。待ちきれなくて来ちゃいましたー♡」
鵺野「スマン、それが実は居残りしてやらなきゃならない仕事ができて」
ゆきめ「え〜」
鵺野「ダメなものはダメなの」


そして鵺野先生はキリッとした顔で私達に向かって…


鵺野「と、ゆーわけで、今日居残りで作ったテストは月曜日にやるからそのつもりで…」


それを聞いた皆は文句と不満を言いながら帰って行ったわ
私はそのまま残って鵺野先生に近付き…


神音「鵺野先生、そのテストってまだ私が教えてもらってない所もでますか？」
鵺野「ん？あ〜そうか…神音はまだ少し遅れてたな…」


鵺野先生は少し考える素振りを見せ…


鵺野「なら、補修授業を受けるか？」
神音「しかし、テストを作らないといけないのでは…」
鵺野「だから教師に気を遣うなって！合間合間に教えてやるから」
ゆきめ「神音ちゃんも一緒なら楽しそうね♡」


…まぁ わからない所を自力でやってもわからないし、鵺野先生のお言葉に甘えた方が良いわね


私は鵺野先生と ゆきめさんと共に職員室へ向かい、遅れてた分を習うことにしたわ










ー数時間後ー



鵺野「フゥーッ 頭、疲れたー」
神音「お疲れ様です、鵺野先生」
鵺野「神音もな？どうだ、わからない問題はあったか？」
神音「いいえ、採点をお願いします」


私は私が休んでた時に鵺野先生が作った問題用紙を解き、回答した物を渡したわ


鵺野「うん、全問正解だな」
ゆきめ「やったわね、神音ちゃん！」
鵺野「うぅ…他の皆も神音みたいに真面目にやってくれれば…」


良かった…これでやっと追いついたわね
後は家に帰った後、もう1度 復習をしてテストに備えれば…


鵺野「トイレ行ってくる」
神音「私もそろそろ帰ります。後は恋人同士でゆっくりとしてください」
ゆきめ「もう、神音ちゃんったら♡」


私と鵺野先生は職員室を出て廊下を見ると、驚きの光景を目にしたわ

霊符師・ヤン=カイルン→←完敗

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