【地獄先生ぬ〜べ〜】孤独な陰陽師12

玉藻VS蓮月1 ページ14

玉藻と蓮月の勝負は突然 始まったわ



「ガキィン！」



玉藻は首さすまたで攻撃を仕掛けたが、蓮月は右手の爪で受け止めたわ
そして左手の爪を玉藻に向かって突き出し、玉藻は後ろに飛んで避けたわ


蓮月「逃がすか！」
玉藻「っ！？」


蓮月は蜘蛛の糸を放ち、首さすまた に絡めたわ
玉藻は首さすまた を奪われまいと、握りしめているわ


蓮月「キツネ、どうして我が主なんだ！？」
玉藻「…どういう意味ですか？」
蓮月「人間の女ならいくらでもいるのに、なぜ我が主なんだ！？」
玉藻「神音さんを特別に想ってるからです」


玉藻は真っ直ぐに、蓮月に言い放ったわ



玉藻「他の人間の女にはなんとも想いませんよ…だけど、神音さんは違います！」

玉藻「私は神音さんが好きです、愛しています！」



玉藻は蓮月に向かって走り出したわ
蓮月は引っ張ってた蜘蛛の糸が突然 緩んだことで、少しバランスを崩したわ



玉藻「私が廃妖怪しても、神音さんは私を助ける為に命をかけて九尾様に申し出をしてくれた！」

玉藻「死ぬかもしれない状況だったのに、神音さんは私に最高のプロポーズをしてくれましたよ！」



蓮月「なぁっ！？わ、我が主がプロポ…！？」


ちょっと、玉藻！何で言っちゃうのよ！？
皆の視線が痛いんだけど！？


ゆきめ「神音ちゃん…？」
鵺野「お、お前…したのか？玉藻にプロポーズ…」
神音「そんなことは良いですから！2人の戦いに集中してください！/////」
全員「(あ、本当にしたんだ…)」


もう、恥ずかしい…！
皆に言わないつもりでいたのにっ！


蓮月「ぐぬぬ…認めん……絶対に、認めんからなぁ〜〜〜！」


蓮月が叫んだ瞬間、隠れてた6つの目がおでこに現れたわ
そして………










蓮月は元の姿である大蜘蛛に戻ったわ










鵺野「な、あれがっ！？」
広「でけぇ！？」
神音「あれが蓮月の本来の姿です」
美樹「あのタスキどうなってんの？全然 千切れてないんだけど…」


蓮月の大蜘蛛になった時の大きさは、校庭の半分はあるわ
いつも下から見てたけど、上から見ると…やっぱり大きいわね？


さすがの玉藻も蓮月の元の姿に驚いていたわ
だけど………


玉藻「どうやら、お互いに本気で戦った方が良さそうだ」


玉藻も元の妖狐の姿に戻り、首さすまた を構えたわ

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