救えて良かった ページ11
玉藻と抱きしめ合いながら、キスをし…このまま炎に焼かれて死ぬのも良いと思った
愛してる人と、共にいられるのなら……
「ゴォッ…!」
だけど、私と玉藻を囲っていた炎は消し飛んだ
私と玉藻は驚き、何があったのか混乱していると…
『…認めたわけではない』
“九尾の狐”の声が、静かに響いた
玉藻「九尾様…」
九尾「その人間を、玉藻の伴侶と認めたわけではない…少し様子を見る時間を与えただけだ…」
神音/玉藻「「っ!?」」
そ、それって…!?
九尾「勘違いするでないぞ、人間!お前が玉藻を少しでも裏切るようなことをすれば、すぐに殺すからな!」
そう言って“九尾の狐”は、体を丸めて目を瞑ったわ
私と玉藻は頭を下げ…
神音/玉藻「「ありがとうございます!」」
“九尾の狐”にお礼を言った後、私と玉藻は手を繋いで館を出たわ
館を出た後、玉藻は立ち止まり
玉藻「神音、少し火傷してしまいましたね…治療しましょう」
神音「…それじゃあ、お願いするわ」
本当は断ろうと思ったけど、きっと玉藻は聞く耳を持たない
ここは大人しく、治療された方が良いわ
石蕗丸「…(玉藻様がこんな優しい顔をするの、始めて見た…本当に、神音という人間のことを…)」
石蕗丸の視線に気づいた玉藻は、少し厳しい顔つきをし…
玉藻「石蕗丸、一応 言っておくが…神音に手を出したら…」
石蕗丸「め、滅相もありません!玉藻様の伴侶に手なんて出しません!」
そんなに心配しなくても…でも数日は、警戒しておいた方が良いかしら?
玉藻「…神音」
神音「なんですか…えっ!?」
玉藻は私の左手を取り、薬指にキスをした
玉藻「ここにはめる指輪は、後日ご用意いたします」
神音「な、なっ…!?///」
玉藻「まさか、あなたからあんな熱烈なプロポーズされるとは思いませんでした」
神音「プ、プロポーズって…///」
玉藻「死ぬまで、私の伴侶となってくれるのでしょう?」
た、確かに言いましたけど…えっと………
玉藻「用意した後、私からプロポーズいたします」
神音「はっ!?///」
玉藻「楽しみにしていてください」
そう笑いながら、玉藻は私の手を引っ張って外へ向かって歩き出したわ
外へ出た後、私達の姿が見えた皆は泣いて喜んで迎えてくれたわ
いろいろあったけど…玉藻を救えて、本当に良かった……
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桜萌(プロフ) - サヤノさん» 無事に和解することができるのか、自分も心配です…でも、ヒロインなら大丈夫です!どう和解し、仲直りするのかお楽しみにです!(⌒▽⌒) (2022年2月13日 1時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» なるほどね、出来る事なら、ぬ〜べ〜クラスの和解と友達想いが安泰するように考えるべきですね……ファイトです! (2022年2月11日 10時) (レス) id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» なんとか霊符師事件は終わりました!ヒロインとぬ〜べ〜クラスとの間に壁がっ!?次回はついに、ヒロインの………です!(⌒▽⌒) (2022年2月8日 2時) (レス) @page29 id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 桜萌さん» 事件が終わったらヒロインさんがぬ〜べ〜クラスに説教一発かませばいつでもよろしいでございます、ヒロインさんにも寝た子を起こすにも程があります、気休めを入れないと、ロクでもない生徒に成り下がる事になりますからね? (2022年1月31日 7時) (レス) id: 8a917fb5a5 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - サヤノさん» 決着が解決したと思ったら、新たな問題がっ!?この先の展開と、ヒロインとぬ〜べ〜クラスの問題はどうなるのかお楽しみです!(>ω<) (2022年1月29日 16時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜萌 | 作成日時:2022年1月8日 0時