【名探偵コナン】不可能犯罪、提供しましょう6

映画・純黒の悪夢17 ページ8

かなり時間がたったと思う……
後どれくらいかと思ってたら、辺りが真っ暗になった


安室「何ッ！？」
影霧［あちゃ〜？ジン、始めたか…］


本当に、こういう事に関しては行動が早いな！



安室「くっ…こう暗くては、配線の見分けがつかない…」

安室「もう少しで解除できるというのに…肝心なところで視覚を奪われた…」



安室さんが悔しそうな声で吐き捨てた
何の為に、僕がいるんだか…！



「カチッ…」



安室「ッ…！？神鬼…」
影霧［こうなると思って、ペンライト持ってきてました〜♪］
安室「………」
影霧［後もうちょっとだよ、頑張って♪］
安室「…すまない…助かる！」


僕はペンライトで安室さんの手元を照らした
ジンとは長い付き合いだから、何をするのか予想済みだったんだよね


影霧［……！］


微かにだけど、ヘリのローター音がする…
まずいな…この爆弾の傍に人がいるのがバレたら、確実に爆発するッ！


影霧［……ぁ…］
安室「どうした？」
影霧［なんか、一部が崩壊したみたいで…月明かりが…］
安室「急いだ方が良さそうだな…しっかり、照らしてくれよ」


もしかして、ジンはゴンドラごとキュラソーを回収するつもりだったのかな？
でもローター音がまだする…って事は、キュラソーはいなかったのかな？


安室「よし！！これを切れば終わり…」


安室さんが最後のコードを切った瞬間…



「ピーッ…」



赤いランプが点灯した


安室/影霧「［ッ！！］」


安室さんと共に、息を呑んで少し飛び引いた
けど……


影霧［爆発、しない…？］


爆弾のディスプレイには『RECEPTION OFF』が表示されていた


安室「やった…ギリギリだったな…」
影霧［だねぇ…さすがの僕も、焦ったよ…］


僕と安室さんは、床にへたり込んだ
もう、冷や冷やだったぁ…


安室「お前のペンライトのおかげだな…」
影霧［どーも…だけど、安心できないね？っていうか、危機的状況悪化かも…］


あのタイミングでランプが点灯したって事は、ジンがスイッチを押したって事
たぶん、ここにいるのバレたな…


影だけだろうから、僕がいるってのはわからないだろうけど…
ジンのことだ、ここにいる皆を殺そうとするはずだ

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