告白 ページ47
あぁ〜!ついに、言ってしまったぁ!!
告白はされ慣れてるけど、したことは生きてきた人生の中でこれが初めてだ
影霧「………」
降谷「………」
影霧「………」
降谷「………」
影霧「………?」
全然、降谷さんから返事がないけど…
さすがの俺も痺れを切らして、声をかけた
影霧「あの、降谷さん…?」
降谷「ハッ!え…は……?」
影霧「あの、俺の言ったこと…聞いてました?」
降谷「あ、あぁ…いきなりのことで、思考が停止していた」
えぇっ!?
まさかのフリーズしてたのか!?
降谷「あ、えっと…影霧さん、もう1度 聞いても良いか?」
影霧「ぅ……俺は、降谷さんが好きです」
降谷「僕のことが、好き…?」
影霧「だから、そうだって言って…!?」
「ぎゅっ!」
突然、俺は降谷さんに力強く抱き締められていた
影霧「ふ、降谷さん!?」
降谷「すまない……嬉しくて、抱き締めたくなった」
影霧「ぁ、う……/////」
降谷さんの素直な言葉に、頬が熱くなった
この人、なんでこんな正直なの!?
降谷「ハッキリ言って、断られるんじゃないかと思ってた…」
影霧「な、なんで?」
降谷「だって影霧さん、僕がアプローチしても全然反応がなかったので…」
影霧「アプローチしてたのか?」
俺の言葉に、降谷さんは肩を落とした
いや、マジで気づいてなかった
降谷「まぁ、僕も無意識でやってたし…」
影霧「えぇ…」
降谷「自分の気持ちに気づいたのも、最近だったんだ…」
影霧「それって、いつですか?」
降谷「………影霧さんが毒を飲んで、死にかけた時だ」
あの時ッ!?
もう少し後かと思った…
降谷「影霧さんが元気になったら、自分の気持ちを言おうと思ってたのに…」
影霧「のに?」
降谷「誘拐されて行方不明になった」
影霧「あはは…」
それで告白の場所は、あの崩れた廃墟…
でも、俺の中で1番の思い出になったんだよな…
影霧「さて、ラブラブは後にして…」
降谷「は…?」
影霧「次は、真剣な話をしよう?ね、バーボン?」
降谷「ッ…!?」
俺の……僕の言いたい事がわかったのか、降谷さんも瞬時に顔つきが変わった
こうやって見ると、僕とバーボンは似た者同士かもしれない
お互いに、いろんな顔を持っているから…
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桜萌(プロフ) - アイスあるさん» ありがとうございます!更新がんばります!(*´ω`*) (2020年5月25日 21時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白い!更新頑張ってください! (2020年5月24日 11時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜萌 | 作成日時:2020年4月10日 15時