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手を離して ページ40

安室さんに引っ張られながら、なんとか走った
地響きのせいで、たまに転びそうになりながらも…なんとか走った


だけど………



「ボコッ…!」



影霧「え…!?」
安室「ッ…!?」
コナン「影霧さん!安室さん!」


まるでタイミングを見計らったかのように、俺の足元の床が落ちた
手を繋いでいたせいで、安室さんも一緒に落ちてしまった


安室「く、ッ…!影霧さん、大丈夫ですか!?」
影霧「え……」


上を見上げると、安室さんは開いてる方の手でなんとか床を掴んでいた


コナン「2人共、大丈夫!?」


コナン君が慌てて、見下ろしてきた
良かった…コナン君は落ちてなくて……


でも…このままじゃ、3人共 落ちる…


影霧「…安室さん、手を離してください」
安室「なッ!?」
影霧「このままじゃ、3人共 危険です」


俺は、繋いでいた手の力を緩めた
それに安室さんは気づき、強い力で俺の手を握ってきた


安室「何バカなこと考えてるんですか!?」
影霧「さっき言った通りです…片手だけの力で、俺を持ち上げるのは…」
安室「………んの…」
影霧「え…?」


安室さんが何か呟いた
何を言ったのかは聞こえなかったけど、安室さんの顔を見ると…


影霧「え"…!?」


なぜか、阿修羅のような顔になっていた


安室「公安の力を見くびるなぁぁぁぁぁああああああああ!!」


そう怒鳴り声を上げた後、俺の体は宙に舞っていた



「ドサッ!」



影霧「ぃ、てて…」


何が起こったのか、全くわからない
背中に衝撃を受けて、痛いことはわかった


安室「全く!どいつもこいつも、僕を舐めやがって…!」


安室さんは穴から腕力で登ってきた
っていうか、そんな口調だったんですか!?


コナン「影霧さん、大丈夫?」
影霧「ぅ、うん…大丈夫かな…?」


なんとか起き上がると、腕を引っ張られた
もちろん引っ張ったのは、安室さんだ


顔がすっごく怖いです…!


安室「僕はアナタを死なせない!」
影霧「安室さん…」
安室「アナタは僕が守る!絶対に、死なせませんから!」
影霧「どうして、そこまでして…」


安室さんは真剣な顔で、真っ直ぐを俺を見つめながら…





安室「アナタが……影霧さんの事が、好きだからです」





………ぇ…好き…?

好き…?→←いらない…



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設定タグ:名探偵コナン , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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桜萌(プロフ) - アイスあるさん» ありがとうございます!更新がんばります!(*´ω`*) (2020年5月25日 21時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白い!更新頑張ってください! (2020年5月24日 11時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜萌 | 作成日時:2020年4月10日 15時

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