【名探偵コナン】不可能犯罪、提供しましょう6

失いたくない　※降谷side ページ34

ー国家公安委員会警察庁ー



降谷「はぁ……」


影霧さんの情報が、全然ないな…
防犯カメラだってチェックしてるのに、ヒットしない


降谷「やっぱり、あの先生という男の方が一枚上手か…」


影霧さんを犯罪者に導いた男なんだ、警戒はするとは思ってたが…
まさか、ここまで徹底的に痕跡を残さないとは…


降谷「くそっ！」



「ダンッ！」



僕は怒りに任せて机を殴った
もう少し、影霧さんの身の回りを警戒しておくべきだった！


また、僕の前からいなくなるのか…？


降谷「……失いたくない…」


もう、大切な人を失いたくない…！



「ブー！ブー！ブー！」



机の上に置いてあった携帯が鳴った
そういえば、あれから全然開いてなかったな…


降谷「コナン君あたりが、多く来てそうだな…」


彼は特に影霧さんを気にかけていたからな…
僕はずっと見ていなかった携帯を開くと…


降谷「着歴とメールが……なんか、申し訳ないな…」


メールの内容は全部 影霧さんのことでいっぱいだった
そして、ついさっき来たメールを開き内容を読み……


降谷「ッ……！」


僕はすぐに部屋を飛び出し、駆け出していた


風見「え、降谷さん！どちらへ！？」
降谷「後で連絡するッ！」


すれ違った風見にそれだけ言って、僕は車に乗り込んだ









ー杯戸中央病院ー



降谷「コナン君！」
コナン「安室さん！良かった、メール見てくれたんだね！」


……しまった！
急いでたから、スーツ姿のままだった！？


だが、気にしてられないッ！


コナン君が僕の車に乗り込んだのを確認し、車を走らせた


降谷「それで、さっきのメール…本当なのか？『影霧さんの居場所がわかった』って…」


横目でコナン君を見ると、コナン君は力強く頷いた


コナン「たぶん、この場所に影霧さんがいると思う…」
降谷「随分と曖昧だね？」
コナン「影霧さんが残してくれたメモだから、それに賭けるしかなくて…」
降谷「メモ？」


コナン君の話を聞くと…どうやら影霧さんは、先生に拉致られる前にメモを残してたようだ


そこには…自分に何かあった時、そのメモに書いてある場所を調べてほしいと…


降谷「確かに、それに賭けるしかないかも…」


影霧さん…やっぱり、アナタは只者じゃないッ！

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