根拠 ※安室(降谷)side ページ14
影霧「………」
僕が影霧さんが神鬼だと言った事に、影霧さんは何も反応しなかった
影霧「えっと…なんの事なのか、さっぱりなんですが…？」
まぁ…簡単に認めるとは思ってなかったが……
それにしても、こうも反応がないとは…
影霧「なんか、最近その神鬼っていう名前を聞きますね？」
安室「影霧さん、以前 右脇腹をケガされた事ありましたね？」
影霧「あ、はい…階段から落ちて…」
安室「そのケガ、僕の攻撃を受けたケガだったんじゃないんですか？」
あの時、僕はそれなりに力を入れて攻撃したからな
影霧「違いますよ…安室さん、私に暴力なんてしたことないじゃないですか？」
安室「アナタには、ね…神鬼の時は、別です」
影霧「………」
安室「アナタが神鬼の時、僕は攻撃を仕掛けました」
これは、あくまで揺さぶりだ
この時、影霧さんが認めてくれれば…追い詰める事をしないですむ…
頼む…認めてくれ……！
影霧「えっと、なんのことやら…なんで、私がその神鬼だと？根拠があるんですか？」
……やっぱり、認めてくれないか…
コナン「根拠なら、あるよ」
影霧「え…？」
コナン「その根拠、今も影霧兄ちゃん持ってるから…」
影霧「持ってる？」
影霧さんは怪訝そうな顔をした
どうやら、コナン君の言う通り…本人はわかってなかったようだな…
コナン「匂い、だよ…」
影霧「匂い？」
コナン「僕、その神鬼っていう人と会ったんだけど…」
コナン「その神鬼と今の影霧兄ちゃん、同じ匂いがするんだ」
コナン君の言葉を聞いて、影霧さんは目を見開いて驚いていた
影霧「に、匂いって…柔軟剤とかじゃないのかな？」
コナン「違うよ…だってその匂い、灰原と歩美ちゃんが作った“匂い袋”の匂いなんだから！」
影霧さんが息を呑んだのがわかった
そして、慌てた手付きでポケットに入れてた…匂い袋を取り出した
コナン「2人から受け取った影霧兄ちゃんなら、わかってるよね？」
コナン「その匂い袋は、2人が手作りで作った物」
コナン「影霧兄ちゃん、ずっと大事に持ってたから気づかなかったんだね」
コナン「その匂いが、染み付いちゃってることに…」
コナン君は、声を震わせながらも…言い切った
辛いだろうな…ずっと信じてた影霧さんが、犯罪者だったなんて…
影霧さんはゆっくり僕達に背を向け、カウンターに置いてあったコーヒーを飲んだ
そして……
影霧「あはっ…！」
急に、笑い出した
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桜萌(プロフ) - アイスあるさん» ありがとうございます！更新がんばります！(*´ω｀*) (2020年5月25日 21時) (
レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白い！更新頑張ってください！ (2020年5月24日 11時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜萌 | 作成日時：2020年4月10日 15時
