綺麗 ※コナンside ページ10
歩美『だって、キレイだから…羨ましくって…』
歩美の言葉が、耳に入ってきた
俺はそっと、カウンターにいる影霧さんを見た
影霧「〜〜〜♪」
影霧さんは鼻歌を歌いながら、何かを作ってる
歩美の言う通り、本当に綺麗な人だと思う
同じ男とは思えねぇ…
そういえば、初めて会った時…
影霧『はじめまして、私は影霧と言います』
影霧さんを見た時、頬が熱くなったのを感じた
コナン『あ……は、はじめまして 江戸川コナン、です…///』
影霧『コナン君って、呼んでも良いかな?私のことは好きに呼んで良いよ?』
コナン『そ、それじゃあ…影霧姉ちゃんって、呼んでも良い?///』
影霧『良いよ よろしくね?』
あの時の影霧さんの微笑みは、本当に綺麗だった
コナン「………」
だけど、男だと知ってショック受けたなぁ…
後から謝って『影霧兄ちゃん』呼びにしたけど…
女顔つっても…あれは、詐欺だ
それに、歳だって…
影霧『私の年齢?25歳だよ』
『まさかの年上かよぉ〜!』って、思ったなぁ…
同い年か年下かと持ったくらいだぜ
あの童顔も詐欺だ
コナン「はぁ……」
灰原「随分と重い溜息ね?」
溜息に気づいた灰原が小声で話しかけてきた
コナン「いや…別に…」
灰原「さっきから貴方も影霧さんを見てるわね?バレバレよ」
コナン「………」
灰原「良いんじゃない?男同士の恋愛も…」
コナン「バッ、バーロー!んなんじゃねーよ!?」
それを言って、我に返った
かなり大声で言ってしまい、光彦達やポアロにいた客や…
影霧さんも俺を見ていた
コナン「おめぇ〜…」
灰原「あら、私のせいにしないでくれる?」
くっそ…!
影霧「コナン君、どうかしたの?」
コナン「えっ!影霧兄ちゃん!?」
影霧「すごい大声で叫んでたけど、何かあった?」
コナン「う、ううん!なんでもないよ!」
影霧「そう?」
影霧さんは、心配そうな顔で俺を見ていたが
客に呼ばれて、そっちに行ってしまった
ったく、灰原め…変なこと言いやがって…
とりあえず、早く宿題を終わらせて…
『ごめんなさい、お断りします』
この声は、影霧さん?
俺は、さっき影霧さんが向かった方に顔を向けた
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作者名:桜萌 | 作成日時:2019年11月7日 22時