探偵たちの夜想曲(誘拐)1 ページ38
樫塚さんのマンションにつき、7階までエレベーターで上った
毛利「こりゃいいマンションですな 家賃、結構するでしょう?」
毛利探偵の質問に、樫塚さんは控えめに…
樫塚「ええ、まあ」
樫塚「でも親の脛を齧って兄と2人で住んでいたので」
樫塚「あの、もうこの辺で結構ですよ?」
樫塚「誰も待ち伏せしていないことはわかりましたし」
確かに、誰も待ち伏せしてなかったけど…
コナン「ああ!トイレ行くの忘れてた!」
ですよねぇ〜?
コナン君がこんな所で大人しく帰る訳ないよねぇ〜?
コナン「どうしよ、漏れちゃうよ!お姉さん、トイレトイレ貸して!」
う〜ん…芝居なのは、わかってるんだけど……
コナン君、可愛いっ!
樫塚「え、えぇ…ちょっと待って」
樫塚さんは扉を開け、玄関の電気を付けた
樫塚「トイレは、玄関入ってすぐ右横だから」
コナン「うん!ありがとう!」
コナン君は真っ先に、入って行ってしまった
安室「あの、すいません 実は、自分も我慢してまして…」
毛利「あ、俺も…」
毛利探偵は、たぶん本当なんだろうけど…
安室さんは、コナン君と一緒で何か探ろうとしてるかな?
まぁ、そんなことより…
影霧「………」
この異臭は…
この部屋、ヤバいのが隠されてるね
樫塚「じゃあ、皆さん少し寄っていきます?お茶ぐらいしか出せませんけど」
樫塚さんの言葉が、耳に入らなかった
あぁ…ヤバい……
影霧「っ……ふ…」
私は、口を手で覆った
だって、そうしないと…
ニヤけた口が、バレちゃうから
安室「…影霧さん、どうかしましたか?」
影霧「え…?」
安室「気分でも、悪いですか?もしかして、吐きそうとか?」
影霧「あ、いえ…大丈夫です」
私も靴を脱いで、上がった
あー……超楽しいぃ………
ーリビングー
リビングに入ると、テーブルの上がかなり散らかっていた
毛利「ありゃりゃりゃりゃー…これまた随分、昨夜は宴会か何かだったんすか?」
うわぁ…汚いなぁ……
樫塚「あ、はい 大学時代の友人が数人集まって…すいません、散らかってて…」
ふ〜ん……
お兄さんを亡くしたばかりなのに、宴会ねぇ…?
嘘つくなら、もうちょっと何かなかったのかな?
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作者名:桜萌 | 作成日時:2019年11月7日 22時