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探偵たちの夜想曲(事件)12 ※安室(降谷)side ページ37

安室「樫塚さん、この道であってます?」
樫塚「ええ」

チラッと樫塚さんを見ると、少しだけ動揺を見せた

蘭「そういえば、この車って佐藤刑事の車と色違いだよね」
毛利「ってか、なんでお前らまで乗ってんだよ!狭いじゃねぇか!」
安室「す、すみません…この車、後ろに四人も乗せるように出来てないもんで…」

そう、後部座席には…
毛利小五郎とその娘の毛利蘭…
そして、影霧さんとその膝の上に乗っている江戸川コナンの4人が乗っている

影霧「あの、私やっぱり大丈夫ですよ?」
毛利「影霧ちゃんはダメだ!」
蘭「そうですよ!こんな夜に1人で帰るなんて危険です!」
影霧「そ、そうかな…?」

2人の威圧に押されたのか、影霧さんは引き気味だ
だが、付いてきてくれたのは…僕にとって好都合だ

影霧「コナン君、私の膝の上でごめんね?痛くない?」
コナン「う、うん!大丈夫だよ!」



僕は、影霧さんのことで気になってることがある
まず、影霧さんは観察眼が鋭いと思った





・コロンボで毛利小五郎から携帯電話を受け取って、そのメールを見た時

普通、メールの内容文が目につくはずなのに、彼はすぐにアドレスが違うことに気づいた





・それと、僕とコナン君がトイレに誰かいると気づいた時

毛利小五郎と蘭さんは、戸惑いながら出たというのに
影霧さんは、なんの疑いもなく出た

それに一瞬だったが、彼はトイレの扉を見ていた





・極めつけは、男性の遺体が発見された時…

普通、初めて遺体があったなんて知ったら
驚き、怯え、恐怖、慌て…これくらいの表情はするはずだ

なのに…

あの時の影霧さんは、どんな反応もしなかった
後で、毛利蘭に『大丈夫か?』と聞かれていた時に…
一瞬だけ慌てて、怯えたような振る舞いをしていた





もしかして彼は、遺体を見るのに慣れている?
そうじゃなければ、遺体が発見された時に動揺しなかったのは説明がつくが…

コナン「影霧兄ちゃん 初めて殺人現場に遭遇したけど、大丈夫?」
影霧「…心配してくれて、ありがとう コナン君」

影霧さんは、コナン君に微笑みかけると…
コナン君の頬が、ほんのり赤く染まったのが見えた

安室「………」

…なんだか、面白くないというか
もやっとしたようなものが…

………いや、今は自分のするべきことに集中するんだ!

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設定タグ:名探偵コナン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:桜萌 | 作成日時:2019年11月7日 22時

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