【名探偵コナン】不可能犯罪、提供しましょう (ページ36)

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探偵たちの夜想曲(事件)11 ページ36

うーん…
やっぱり、樫塚さんって嘘付いてるっぽいんだよねぇ？

毛利「警部殿、今夜はこの辺でいいんじゃないですか？」

毛利探偵が、樫塚さんに気を遣ってなのか
目暮警部にそう提案した
え…まさか、これで事情聴取を終わらせちゃうの！？

目暮「では、明日改めて事情聴取しますので、住所と連絡先を教えていただけますかな？」

樫塚さんは、目元の涙を拭いながら…

樫塚「はい、何かに書きますね？」
目暮「出来れば、身分を証明するものがあれば、何か」
樫塚「大学を出たばかりの就職浪人なので名刺は…家に帰れば、保険証がありますけど…」

え…本当に帰すの！？
大丈夫なの、毛利探偵と目暮警部！？

安室「あの、家に帰るなら、僕の車でお送りしましょうか」

安室「近くの駐車場に止めてありますし」

安室「もしかしたら、あの男の仲間が貴女の家の傍で待ち伏せしているかもしれませんしね」

………良いなぁぁぁあああああ！
安室さんと2人っきりの車！
まぁ、前に乗せて送ってもらったけどさ！

樫塚「わざわざすいません」
安室「いえいえそんな例には及びませんよ」

ブー！ブー！
羨ましいぃ～！！

安室「影霧さんも、一緒にどうですか？」
影霧「え…？」

急な安室さんのお誘いに、反応が遅れちゃったよ！？

安室「樫塚さんを下ろした後に、送りますよ？」
影霧「でも、申し訳ないですし…」

ど、どうしよ！？
本当は、すごく嬉しいし乗りたいけど…
私も、近くの駐車場に車を置いてるんだよねぇ…

『まーた君の周りに探偵が1人増えたわけか』

悩んでいると、目暮警部の言葉が耳に入ってきた
どうやら、安室さんも同じらしく…

安室「え？またって…？」

目暮「ああ、君らの他にもいるんだよ」

目暮「最近毛利君と一緒にちょろちょろ現場に顔を出す、若い女の探偵がな」

安室「へぇ、若い女性の探偵ですかそれは是非、会ってみたいですね」
影霧「………」

……さっきの安室さんの目つき、初めて見た
バーボン…じゃないな？
もしかしたら、安室さんって…まだ別な顔を持ってるのかな？

ー移動中ー

結局、私も乗せて貰っちゃってます♪
だけど…毛利探偵と蘭さんとコナン君も一緒なんだよね…