【名探偵コナン】不可能犯罪、提供しましょう

探偵たちの夜想曲(事件)8 ページ33

目暮「しかし、あの男は何の目的で貴女をトイレに？」

樫塚さんは、怯えたような声で…



樫塚「ずっと、質問攻めにあっていました」

樫塚「『この鍵はどこのロッカーの鍵だ』」

樫塚「言わないと殺すぞ、って…」



樫塚さんは、泣き出してしまった



『目暮警部』



来たぁぁぁあああああ！
高木刑事っ！
高木刑事も格好良くて好きなんだよねぇ〜♪



高木「鑑識の調べでは樫塚さんの体や衣服からは、ほとんど発射残渣は出なかったようです」



ふーん…発射残渣、出なかったんだ？

目暮「つまり、あの男は自 殺 樫塚さんの証言は、事実だと言うことか…」
高木「はい、おそらく」
目暮「よし、まずはそのコインロッカーの所在を割り出し、自 殺した男の目的を突き止めろ」
高木「はい！」

高木刑事は、部屋を出て行ってしまった
もうちょっと高木刑事を見ていたかったなぁ…
それにしても…

影霧「………」

なーんか、怪しいんだよね…
この樫塚圭さんって人…
なーんか、犯罪者臭がするんだよねぇ…

安室「………」

まぁ、私があれこれ考えても仕方ないか
問題は、コナン君がどう思ってるのか…気になるけどね？
目暮警部と毛利探偵…コナン君は、トイレの中に行ってしまった

蘭「あの、影霧さん」
影霧「はい、なんですか？」
蘭「えっと、大丈夫ですか？殺人現場なんて、初めてですよね？」
影霧「あ…はい、なんとか…驚いては、いますけど…」

やっば…！
全然平気だけど、表ではそういうの縁が無いからね！
ここは、少し…怯えた振りでもするべき？



樫塚「す…すごく、焦っていたみたいです」

樫塚「『早くそのコインロッカーを見つけないとヤバい』とか、言ってましたから」



目暮「しかしね、樫塚さん アナタ本当にあの男に見覚えはないのかね？」
樫塚「はい、全く…」

うーん…
あの遺体の男の身元、割り出すの大変そうだな？

安室「ちなみに、お兄さんは何で亡くなったんですか？」
樫塚「………」
安室「………？お兄さんの死因は？」
樫塚「…！？ぇ…？」

安室さんの質問を無視しおって！
……いや、今の反応は…
まるで、安室さんの質問が聞こえてなかったような…？

安室「亡くなったお兄さんの死因は？」
樫塚「あ、はい 4日前に事故で…」

樫塚さんは、携帯を取り出し待受画面を安室さんに見せた

樫塚「これが兄ですけど」
安室「へぇ…待受にしてるんですね？」

さっきの反応…
……樫塚さん、右耳が聞こえないのかな？

探偵たちの夜想曲(事件)9→←探偵たちの夜想曲(事件)7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す