【名探偵コナン】不可能犯罪、提供しましょう (ページ26)

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探偵たちの夜想曲(事件)1 ページ26

ー喫茶・コロンボー

今日の私は、ポアロの仕事はお休み♪
あぁ～あ、今日は安室さんがシフトで入ってる日だったのに…

影霧「あ、またこのニュース…」

私は今、紅茶を飲みながらスマホでニュース番組を見ていた
そのニュースでは…

『これが、今回公開された3人組の銀行強盗犯の映像です』

『なお、この3人組は未だ逃走を続けており…』

朝から、このニュースでもちきりだ
事件が起きてから1周間はたってないし、銀行員の1人が亡くなったし

確か、その銀行員は…
両手を挙げて、『OK、もう止めてくれ』って宥めようとしたんだっけ？

影霧「早く犯人達、見つかれば良いけど…」

そんなことを呟いてると…

『あの…！』

え…？
目の前に、いつの間にか男がいた

影霧「えっと、何か？」
男「一目惚れです！付き合ってください！」
影霧「お断りします」

即答でバッサリと言い放った
だって、全然タイプじゃないもん
中の下くらいかな？ごめんね♪

男「そこをなんとか！」
影霧「無理ですそれに、私は男です」
男「構いません！」

はぁ…これは、さっさと出て行った方が良さそう
お店に迷惑かけそうだし…
私は、コロンボを出ようとすると…

「ガシッ」

え"っ！？

影霧「ちょっ！何するんですか！？」

男に腕を掴まれてしまった
マジかよ、コイツ！！

男「貴方が付き合ってくれると言いまで、離しません！」
影霧「無理だと、言ったでしょ！？」

もう、面倒くさい！
こうなったら…

『あれ、影霧ちゃんじゃねーか？』

この声って！？

影霧「も、毛利探偵！蘭さんとコナン君！？」
毛利「な、なんだ？この状況」
影霧「お願いです！助けてください！」
毛利「何！？お前、影霧ちゃんに何してんだ！？」

毛利探偵は、その男の手首を掴んだが…

男「離しません！」
影霧「いたっ！？」

さらに、力を強めてきた
痛いっての！
毛利探偵達の前だけど、こうなったら…

男「いでぇ！？」
影霧「え…？」

気がつくと、腕の圧迫感がなくなっていた
それと同時に、肩を優しく掴まれ抱き寄せられていた

『影霧さんに何をしてるんですか？』

低い声だけど、この声って…
私は、顔を上に上げてその人物を確認した

影霧「あ、安室さん…！？」

私を抱き寄せていたのは、安室さんだった