プロならな？ ページ21
ー深夜・倉庫ー
依頼を終わらせた後、帰ろうと思ったら…
影霧［にゃーん……］
ジン「………」
影霧［…少しは反応してよ？］
ジン「面倒だ」
一括されちゃったよ！
えぇ〜…今、僕は…この前みたいにジンに抱えられてます
逃げられないように…！
影霧［なんで、また捕獲されてるのー？］
ジン「用があるからに決まってるだろ」
影霧［むぅ……］
今度は何の用なんだよぉ…
ベルモット「あら、捕まえられたのね」
影霧［ベルモット〜！助けてぇ〜！］
ベルモット「無理よ」
影霧［即答しないで！諦めないで！？］
ベルモットは笑いながら、タバコを吸い始めた
バーボン「お待たせしました」
影霧［あ、バーボンだぁ〜！やっほ〜！］
バーボン「………」
あれ、反応なし？
悲しいよぉ…
ジン「…神鬼、テメーに依頼だ」
影霧［何かな？］
ジン「こいつの情報をよこせ」
そう言って、ジンは写真に写ってる人物を見せてきた
だから、情報屋じゃないってのに…
ジン「答えは？」
影霧［NO］
「ガンッ！」
断った瞬間、僕は壁に抑えつけられた
影霧［いったぁ〜…］
背中と頭を打ったぁ…
気がつくと、首を捕まれながら頭に拳銃を当てられていた
あ、これヤバくね？
影霧［ジン、何の真似かな？］
ジン「テメーは黙って情報をよこせ」
影霧［……へぇ…珍しい…］
ジンがここまでして情報を欲しがるなんて…
影霧［なぜ、そいつの情報がほしい？］
ジン「言う必要はねぇ」
影霧［それじゃあ、ダメだ］
影霧［こっちだって、裏の人間としてのプライドがある］
影霧［これでも、プロだからな］
影霧［情報が欲しいなら、それなりの対価を払え］
影霧［そっちもプロだって、言うならな？］
ジン「………」
お互いに沈黙でいると…
ジン「くくっ……ウォッカ、教えてやれ」
ウォッカ「え…良いんですか？」
ジン「あぁ」
はぁ……良かった…
えっと、どうやら…
僕が受けた依頼人さんのターゲットのことが知りたいとのこと
その理由が……
影霧［ジンのいる組織の裏切り者ぉ…？マージでぇ？］
ジン「あぁ…始末しなきゃならねーんだが、そいつの居場所が問題でな」
影霧「あー…めっちゃ、セキュリティが凄いもんねぇ？」
あれは、僕も悩んだよ
新機能やら数の多さで、久しぶりに頭抱えたよ
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作者名：桜萌 | 作成日時：2019年11月7日 22時
