間違った過去を見ているの！？ ページ9
玉藻「バカな…！こいつを封印したというのか！？」
玉藻の声にハッとした
いけない…今は、この過去を見る事に集中しないとっ！
鵺野『へへ…何か、しょっぱなから…とてつもない大物が出ちまったが…』
鵺野先生は左手に持ってた数珠は握りしめ…
鵺野『地獄に送り返してやるぜ、悪霊…！』
「ゴバァ！」
“鬼”に向かって数珠をかざして攻撃を仕掛けようとしたら、“鬼”が左手から炎を出して鵺野先生を吹っ飛ばした
神音「鵺野先生の左手がっ！？」
炎の攻撃をモロに食らった鵺野先生の左手は、手首まで粉砕されてしまった
玉藻「勝てるわけがない…この“鬼”の霊力は鵺野先生の数百倍…私は間違った過去を見ているのか！？」
だけど、これは過去に起こった事！
神音「間違った過去だとしたら、今の鵺野先生に鬼の手は無いはず！」
神音「それに、ここで死んだら今の鵺野先生が生きてるはずがない！」
だけど、どうやってあの“鬼”を封印した！？
いったい、どうやって……
鵺野『くそっ！負けてたまるか！』
鵺野先生は服を破って、止血を簡単にした
あのままじゃ、いずれ失血死する！
鵺野『くらえ！白衣霊縛呪…』
「ゴバァ！」
“鬼”は、今度は口から炎を出して鵺野先生に攻撃した
鵺野先生は再び吹っ飛ばされ、苦痛の表情を浮かべた
広「ぬ〜べ〜！」
郷子「死んじゃいやーっ！」
立野君と稲葉さんは居ても立っても居られなくなり、映像の“鬼”に向かって殴ったりした
玉藻「おろかな…！これはこの水晶球が映し出した過去の映像にすぎん。触る事も会話する事もできないというのに…」
玉藻の言葉に、私は静かに答えた
神音「それでも、鵺野先生を助けたいという気持ちが強いのよ」
玉藻「法霊さん？」
神音「映像だと分かっていても、鵺野先生を助けたい…ただ、それだけなのよ」
2人の気持ちは、痛いくらいわかる
だけど、これは過去の映像…鵺野先生、いったいどうするんですか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜萌(プロフ) - うるふさん» コメントありがとうございます！楽しく読んでいただいて嬉しいです！更新がんばります！(*^^*) (2021年2月18日 14時) (
レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - いつも楽しく拝見させてもらっています！いつか主人公の過去が描かれるのを心待ちに、これからも話を追い続けます！頑張って下さい！ (2021年2月17日 1時) (レス) id: 641c35b43f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜萌 | 作成日時：2021年2月10日 2時
