信じこまされている ページ48
玉藻は窓に近づき、カーテンを開いた
玉藻「これで、わかる」
窓の外には、綺麗な満月があった
レムは満月を見た瞬間…
レム「あ、あう…！あう…！うううう！！」
レムは、本来の姿に変身し始めた
やっぱり、この子は…！？
玉藻「間違いない！…この子は妖怪“ウェアウルフ(人狼)”だ！」
だけどレムはすぐに人間の姿に戻り…
レム「ちがう…僕…人間…ちがう…ちがう…」
頭を抱えて、何度も『人間…』『ちがう…』と呟いていた
ーファミレスー
これ以上は無駄だと判断し、私達はファミレスに移動したわ
玉藻「あの催眠教育のせいですよ」
神音「えぇ…自分が人間だと信じこまされていますね」
そのせいで、変身できないでいる
鵺野「可哀想に。あの おかたい頭の教授じゃ“人狼”など理解できないだろうな」
玉藻「同じ妖怪として、放っておけません」
なるほど…
どうして玉藻が、私と鵺野先生にレムを見せたのか分かったわ
神音「私と鵺野先生があれを見て、妖怪の味方につくか、人間の味方につくか、見てみたくて呼んだんですね」
私がそう聞くと、玉藻は…
玉藻「フッ…どうしますか、人間の鵺野先生と法霊さん…」
私と鵺野先生の答えは、決まっているわ
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桜萌(プロフ) - うるふさん» コメントありがとうございます！楽しく読んでいただいて嬉しいです！更新がんばります！(*^^*) (2021年2月18日 14時) (
レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - いつも楽しく拝見させてもらっています！いつか主人公の過去が描かれるのを心待ちに、これからも話を追い続けます！頑張って下さい！ (2021年2月17日 1時) (レス) id: 641c35b43f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜萌 | 作成日時：2021年2月10日 2時
