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YM side
かくれんぼは楽しかったな。
Aちゃんの腕から流れる血はとても綺麗だった。
出血多量で死んじゃうと困るから自作の薬を飲ませたけどね。
実験台の優奈ちゃんも気に入った。
意思の強そうな目をしている。
ああいう子嫌いじゃない。
面白くなりそうだなぁ。
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YOU side
朝、悠真が出かけた後テレビをつけた。
YN「やっぱり、こういうときはニュースだよね。」
『ちゃんと情報を捉えたかないと。』
《次のニュースです。○○町で起こった、行方不明事件の犯人とみられるものが防犯カメラにうつっていたことが判明しました。》
『ええ?!』
YN「じゃあ、警察の人は…、気づいてくれるのかな?」
『気づいてくれるといいね!』
《この防犯カメラの映像から制服姿の男性が□□の方向行方不明者を殴り、そのまま逃げていったということがこの映像からわかります。警察はこの格好から、佐藤悠真だと予測しているそうです。わかっていることをまとめましょう。》
《犯人は◆◆高校の生徒の佐藤悠真だと思われ、誘拐した場所は□□のあたりだということです。警察は学校に聞込みをするなどの調査を行っています。》
悠真
当ってる。
よく分かったよね…。
早く
早く
私を
見つけて。
ガチャ
このドアが開く音で警察が来たんじゃないかと疑ってしまう。
YM「ただいま〜。」
『お帰り…、なさい。』
YM「えーと、ね。今日からここに来て。」
つれてこられた場所は地下の地下だった。
YN「こんな所あったんだ…。」
地下よりも綺麗。
YM「警察が気づいちゃったらしいよ。僕だって。」
早く捕まればいいのに。
YM「恐怖の隠れんぼは当分できないよねー。」
『っ…』
そしてそのまま私は眠りについてしまったようだ。
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作者名:ソラ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ReinaSoraK1/
作成日時:2020年6月13日 10時