優しい ページ9
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その代わりに地図が送られて来た。
「…これ、行った方が、いいよね。」
とにかく、パソコンを壊されるのは困る。ウィルスかなんか知らないけど防ぐのだって面倒だし。まぁ私を縮めた奴らの情報を集められるのだから良いとしよう。
＊＊＊
「あー…時間だ…行きたくない…」
次の日、私は指定された場所_廃ビルだった_の正面のカフェでコーヒーを啜っていた。
腕の時計を見れば、もう十分前。行きたくない気持ちのせいで体がだるい。
「でも行かなきゃめんどくさいことになる…バレないようにしなきゃ…」
特にあの銀髪の方。いなきゃそれで良いけどね。カフェで会計を済ませ、店を出る。三つ編みにした髪、大淵のメガネをかけた私に死角はない‼…と思いたい。
「うわぁ…」
かつ、こつ、廃ビルの中に私の靴の音だけが響く。
「ただのホラーだよねこれ…」
お化けとか出てきたらなおさら。すると後ろで、チャキ、と言う音がした。予想としては、拳銃が突きつけられているのだが、果たして振り返れば、それは本当に拳銃が突きつけられた音だった。
「何者だ、女」
「フォーギブン。」
そこに居たのは会いたくなかった、銀髪の男。組織の者だとすぐにわかったが、それを表情に出さないように努めた。
「お前が例の。…フン」
フンって何⁉馬鹿にしてんの⁉接触したいって言ったのそっちだからな‼
「貴方は例の組織の人ですか？」
「違うと言ったらどうする？」
「困っちゃいますね」
違うわけないじゃん。あいあむ被害者‼顔なんて忘れるわけないでしょ‼
「…まあいい、ついてこい」
なんで上から目線なのかな…まぁ別にいいんだけどさ。
「…」
外に連れ出され(廃ビルの中に入った意味とは一体)、黒塗りの車に押し込まれた。殺されないとは思うけど、どこに連れて行かれるのか分からないのは怖い。…殺されないとは思うけど‼
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あ - 完結に好きです。頑張って下さい！ (2022年7月22日 20時) (
レス) @page41 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
眠夢_(プロフ) - あのこんな私がアドバイスとか何様何目線ってかんじなんですけれどもビックリマークは色つきにするとういてしまうので！←黒字体にしたほうがいいかと思いますー (2021年10月16日 22時) (レス) @page13 id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
川瀬 - くさん» マジレス失礼。長期間更新がない場合、読者による投票形式で完結か更新停止中か決まるんよ。だけん作者さんは悪くないんやで。 (2021年4月27日 1時) (レス) id: 41d0a0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
く - 完結してねぇのに完結にすんな (2020年7月19日 3時) (レス) id: a025419695 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん(プロフ) - お帰りなさい！！ (2020年1月10日 1時) (レス) id: 95873548f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千瀬 | 作成日時：2016年10月31日 23時
