【名探偵コナン】優しすぎる君が【赤井秀一】

優しい ページ14

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「Aさん久しぶりー」


そのほかの子供達はヒソヒソとこちらを見ている。あれ、そんなに珍しいものかな私…？その中にいる赤毛の女の子は私を睨みつけていた。…こわい。


「コナンくんもお昼ー？」
「そうだよー、一緒に食べよ‼」


なんだか初めて会った時よりも子どもっぽいような…？あれ、中身高校生だよな？


「ありがとー、お邪魔しまーす」


コナンくんが詰めてくれた席にさっさと座った。すると先ほどあずささんと呼ばれていた天使…んん゛っ、人が戸惑ったような顔でこちらに来た。


「ご注文お伺いします。」
「えーっと、トーストセットで、飲み物は珈琲でお願いします。」
「はい、あの、」
「はい？」


注文を取ったあずささん、は緊張した面持ちでおずおずと切り出した。


「コナンくんのお知り合いですか？」
「まぁ一応、私の命の恩人です。」


どこが一応だよバリバリ助けられてるわ、とか自分で突っ込んでしまった。まぁ嘘ではないしな、よしとしよう。


「そうだったんですか‼あの、私、榎本梓と言います。」
「あ、橋本Aです。よろしくお願いします。」
「はい‼」


ぱっと綺麗な笑顔を浮かべて梓さんは去って行った。最後まで天使でしたがどうしよう可愛い。


＊＊＊


幸せを満喫しました。梓さん天使…。子供達は、元太くん、光彦くん、歩美ちゃん、哀ちゃんだそうで。でも私さっきから哀ちゃんに睨まれてるんだけど…。


「ね、工藤くん、私哀ちゃんに何かしたかな。」
「あー…この後博士の家に来てくれればきっとわかるよ。」


工藤くんは何かを悟ったように哀ちゃんを横目で見た。なんだろ、えっ、なにその呆れたような目は。貴方達もしかして目と目で会話できる人たち…⁉



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