白と黒。25 ページ25
落ち着いてから、膝丸も呼んで居間へと向かう。膝丸もなんとなく察したような様子だった。
私の元の居場所……本丸、そしてそこにいた髭切と膝丸以外の刀剣男士は全て燃えてしまった。
時間が経って、少しずつ私にその事実がのし掛かってくる。
二振りは二振りで、いろいろ複雑な心情なのか表情は重いままだ。
つまり、今はお通夜状態。
(な、何か言わないと……まずいよね)
いろいろ聞きたいこと、言いたいことがあるのに言葉が喉につかえたように出てこない。
「あ、あのね……」
なんとか話を切りだそうと口を開く。
二振りは不安そうに私の次の言葉を待っている。
何でもいいから……今私が思うことを言わないと……！
「……ずっと一緒にいよう、二振りとも」
「「えっ」」
「えっ？」
呆然とする二振りの顔を見て、ようやく自分の言ったことを理解する。
「A、それってつまり……」
「ぷ、ぷろぽーずというやつなのか……？」
「へっ？」
自分の顔にだんだん熱が集まってくるのがわかった。
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琴丸ダイコン - 文章の書き方がめっちゃうまいですね！とても面白かったです！ (2019年7月26日 10時) (
レス) id: d6c283313e (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - なでしこさん» 読んでいただきありがとうございます！共依存いいですよね (2019年5月5日 21時) (レス) id: a0fdfc18d2 (このIDを非表示/違反報告)
なでしこ(プロフ) - 共依存すっごく好きで良かったです〜 (2019年5月3日 19時) (レス) id: 90ce737710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいる | 作成日時：2019年3月8日 10時
