白と黒。12 ページ12
お昼時。
食卓には、普通のカレーライスが三皿。
目の前に目を輝かせている髭切。
そしてやりきった、という顔の膝丸と私。
「美味しそう……Aは料理の天才だったのかな？」
「そんなべた褒めするほどかな……」
とりあえず、座って一口食べてみる。
「あっ、普通に美味しい……」
私が頑張って切った野菜たちはかなりいびつな形をしているが……。
「ああ、よく頑張ったな、A」
「あ、ありがとう」
膝丸にそう言ってもらえて、少し照れくさくなる。
それに加えて……二人があまりにも美味しい美味しいと言うから、だんだん恥ずかしくなってきた。
おそらく今の私は顔が真っ赤になっているだろう。
なるほど膝丸はこんな気分になっていたのか。……今後は自重しよう。
「そういえば、髭切は何をしていたの？」
私がそう聞くと、髭切の顔が少し曇った……気がした。
「……外のパトロール、みたいなことだよ」
確か、外は危険だって言ってたっけ。それなら納得だ。
「そっか、ごめんね！変な空気にしちゃって。
それから……私のために、ありがとう」
「……ううん、いいんだよ」
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琴丸ダイコン - 文章の書き方がめっちゃうまいですね！とても面白かったです！ (2019年7月26日 10時) (
レス) id: d6c283313e (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - なでしこさん» 読んでいただきありがとうございます！共依存いいですよね (2019年5月5日 21時) (レス) id: a0fdfc18d2 (このIDを非表示/違反報告)
なでしこ(プロフ) - 共依存すっごく好きで良かったです〜 (2019年5月3日 19時) (レス) id: 90ce737710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいる | 作成日時：2019年3月8日 10時
